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第26回ナノマグネティックス専門研究会 報告
日 時:2008年10月3日(金) 13:30〜16:45
場 所:日本大学理工学部駿河台校舎1号館2階122会議室
参加者:28名
高密度記録媒体に関する形成法、垂直記録媒体の詳細分析やグラニュラテープ媒体のナノレベル磁性体に関係する最近のトピックスについて4人の方に講演していただいた。28名が参加し、予定時間を大幅に超過し質疑応答が行われた。
「MgO/Fe配向膜のFe拡散現象を用いたFePt規則化合金の試作」
今井康晴、中川茂樹(東工大)
ガラス上に堆積した(100)配向MgO/Fe二層膜を加熱することによって下層部のFeが表面析出する現象を用いた微細粒形成方法によるFePt規則合金析出構造の試作とその特性評価について報告を行った。
「ナノ粒子配列構造体を雛型としたパターンドメディア用ナノインプリントモールドの作製」
大島弘敬1、田村浩晃2、竹内光生2、柳田芳明2、松下直久2、猪又明大1、渦巻拓也1、田中厚志1(1富士通研、2富士通)
パターンド基板上にナノ粒子を自己組織的に配列させ、その形状を精緻に転写する方法が紹介された。転写後の基板はナノインプリントモールドとして機能し、パターンドメディア作製に利用可能であることが示された。
「CoCrPt-SiOx垂直媒体結晶粒の組成構造と磁気特性」
二本正昭1、半田貴洋1、高橋由夫2(1中大、2日立)
垂直磁気記録媒体を分析機能付きの透過型電子顕微鏡で観察し、磁性結晶粒径と粒組成分布の関係を調べた。耐熱揺らぎ特性や記録再生特性を改善するためには、粒径分布の狭少化とともに組成分布の低減が必要であることを示した。
「対向ターゲット式スパッタ法によるグラニュラテープメディアの搬送成膜」
松沼悟1、井上鉄太郎1、土井嗣裕1、松鵜利光2、橋本篤人2、藤裏弘樹2、平田健一郎2、中川茂樹2(1日立マクセル、2東工大)
対向ターゲット式スパッタ法により、アラミドフィルム、PEN、PETなどの極薄フィルム上に、冷却無しで、CoPtCr-SiO2記録膜を成膜した。高速の搬送状態でも微細構造に影響はなく、良好な記録再生特性を示した。
(塚本新(日大)関根昌章(ソニー))