「Anti-Phase Domains and Charge Ordering on Epitaxial Magnetite Films Studied by Spin-Polarized Scanning Tunneling Microscopy」
Kazuhisa Sueoka, and Agus Subagyo (Hokkaido Univ.)
マグネタイト(Fe3O4)の薄膜はanti-phase domain boundary (APB)で区切られる構造的ドメインを有する。MgO(001)表面にエピタクシャル成長したFe3O4(001)薄膜の表面をSTMおよびSP-STMで観察することにより、表面におけるAPBの構造とFe3+ and Fe2+ イオンの電荷配向について研究を行った。APB付近での電子構造とスピン状態を明らかにし、APB境界付近では電子のホッピングが凍結されている可能性を指摘した。