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「磁性ビーズの検出と金磁性複合ナノ粒子のバイオ応用」 |
1.日時: |
7月23日(木)13:30〜16:00 |
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2.場所: |
大阪大学吹田キャンパス銀杏会館3階会議室B
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3.プログラム |
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「磁性ビーズの“励磁音響効果”によるセンチネルリンパ節検出技術の開発」 |
阿部正紀(東京工業大学 統合研究院) |
センチネルリンパ節とは、癌腫瘍部からリンパ液が最初に流れ込むリンパ節であり、これを検出して摘出し、生体検査によって転移がないと判定されれば、それより下流のリンパ系の摘出手術を省略できる。この「センチネルリンパ節診断法」は、現在、乳癌の標準的・転移診断法となっている。しかし既存のセンチネルリンパ節検出技術では、放射性同位元素と色素を併用するので、法規制などの問題があった。我々のグループは、交流磁界を印加すると磁性粒子が音波を発する現象“励磁音響効果”を発見し、これを応用した「センチネルリンパ節」検出技術を開発している。本講演では励磁音響効果の原理と実験結果、および磁性ビーズを用いた予備的動物実験の結果を報告する。
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「金磁性複合ナノ粒子のバイオ分野への応用」 |
向 洋平(大阪大学 大学院薬学研究科) |
金磁性複合ナノ粒子は、酸化鉄ナノ粒子の表面に金コロイドを担持したハイブリッド型のナノ粒子である。金コロイドは、チオール基との間に強固なAu-S結合を形成することができるため、酸化鉄ナノ粒子の表面修飾のための有用な足場となり得る。本講演では、この金磁性複合ナノ粒子の特性を最大限に生かした応用研究として、1) 遺伝子導入補助試薬;酸化鉄ナノ粒子とウィ
ルスベクターの複合化によるその細胞内侵入・遺伝子発現効率の増強、2) 新規MRI造影剤;酸化鉄ナノ粒子のポリエチレングリコール修飾による腫瘍ターゲティングMRI造影剤の設計、の2つを例に、本複合粒子のバイオ分野での有用性について述べさせていただく。
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4.会費: |
無料 |
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5.担当世話人 |
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中川 貴(大阪大)E-mail: nakagawa@mit.eng.osaka-u.ac.jp
(@を半角にして送信下さい)
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6.オーガナイザー |
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阿部正紀(東工大)E-mail: abe.m.ac@m.titech.ac.jp
半田 宏(東工大)E-mail: hhanda@bio.titech.ac.jp
中川 貴(大阪大)E-mail: nakagawa@mit.eng.osaka-u.ac.jp
野田紘憙(理研) E-mail: kohnoda@postman.riken.jp
竹村泰司(横国大)E-mail: takemura@ynu.ac.jp
(@を半角にして送信下さい)
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7.問合わせ先、入会希望連絡先 |
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竹村泰司(横国大)E-mail: takemura@ynu.ac.jp
(@を半角にして送信下さい)
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