"Feasibility of discrete track perpendicular media for high track density recording"
(添野佳一、森谷誠、伊藤邦恭、服部一博、青山 勉、松崎幹男(TDK)、
酒井浩志(昭和電工))
高TPI化のため、媒体表面の周方向に溝をつけ、トラック間の干渉を低減しようとする試みについて、シミュレーション、実験の両面から検討した結果が報告された。試作した媒体は、トラックピッチは0.3μmで、深さ25nm、狙い幅0.10μmの溝を儲けた構造。裏打ち2層垂直媒体に対して、SPTヘッドを用いてR/Wを行った3トラックプロファイルが示され、トラック間干渉の低減が実測により示された。
"Monolayer of closely packed FePt Islands with a tetragonal L10 structure produced by thermally created mass transport"
(向井良一、渦巻拓也(富士通研))
MgO下地を用い、極薄のFePt膜を成膜し、熱処理をin-situで行う。再度MgOを成膜し、FePtを極薄く成膜することの繰り返しにより、FePtの微小な島状結晶を、(100)配向をさせながら形成することができることが示された。また、FePtはX線回折測定により、規則相のピークが観測されることが報告された。