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日本磁気学会 第18回強磁場応用専門研究会
共催:低温工学・超電導学会2011年度第2回 磁場を用いた物質挙動制御技術に関する調査研究会
 第18回強磁場応用専門研究会は、低温工学・超電導学会 磁場を用いた物質挙動制御技術に関する調査研究会と共催で、応用物理学会 磁気科学研究会協賛のもと開催することとなりました。今回は、強磁場応用に関連する分野で、今年度、博士の学位を取得/取得見込みのフレッシュなお二人に、学位論文の研究内容に関してご紹介いただきます。できるだけじっくりと議論するため、講演時間を長くとっています。なかなか得られない機会ですので、是非、ご参加いただければと思います。
日時:

2012年3月2日(金) 14:00〜17:20

場所: 高知工科大学 東京教室
(〒108-0023 東京都港区芝浦3-3-6 キャンパス・イノベーションセンター3階)
アクセス
会費: 無料
プログラム:
14:00−15:35 「希土類系銅酸化物(REBa2Cu3O7-x)超伝導テープ線材を用いて作製したコイルの発生磁場」
宮副照久 (物材機構)

 イットリウム(Y)系銅酸化物(YBa2Cu3O7-x: YBCO)をはじめとしたREBa2Cu3O7-x(REBCO)の長尺超伝導線材の開発の進展によりREBCO超伝導コイルの実用化が近づいている。REBCO超伝導コイルの導入は線材の持つ特徴から超伝導マグネットを強磁場化、小型化、熱的安定化できることが期待される。その一方でコイル化するために考慮また解決すべき課題がある。本研究会ではそれらの課題を紹介するとともに、それらの課題の一つである線材内の遮蔽電流の問題について詳しく言及し、コイルの発生磁場への影響について触れる。
15:35−15:45 休憩
15:45−17:20 「強磁場を用いたDNA電気磁気泳動法の研究」
小澤 瞬 (横国大)

 一般に、DNAを混合物から選り分ける手法としてDNA電気泳動が用いられる。しかしながら、通常のDNA電気泳動ではサイズに応じた泳動速度による分離のみが可能である。一方、DNAは反磁性物質であり、勾配磁場中で磁場中心から遠ざかる向きに磁気力を受ける。そこで、本研究では、電荷と磁化を持つ生体に関連した物質であるDNAの運動を、均一磁場と勾配磁場のそれぞれで電場との複合場における泳動の詳細を調査した。講演では磁場中DNA電気磁気泳動について体系的に発表を行う。
オーガナイザー: 廣田 憲之 (物材機構) hirota.noriyuki@nims.go.jp
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