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第8回強磁場応用専門研究会
 磁場は非接触で物質に対して力学的な作用を与えることができます。また、その影響は物質の内部にまで浸透します。強磁場の利用により、磁場を用いた材料プロセス制御の対象が飛躍的に広がり、種々の物質の配向制御・組織制御などが検討されるようになりました。また、相転移を示す物質の場合、相転移前後の相の磁気特性の違いから、磁場を利用することで相転移が制御できるケースも知られ、盛んに研究が進められています。今回の研究会では、磁場を利用した材料の組織制御にスポットをあて、このフィールドで活躍する若手に御講演頂くことになりました。できるだけじっくりと議論するため、講演時間を長くとっています。なかなか得られない機会ですので、是非、ご参加いただければと思います。
日時:

2009年11月5 日(木) 13:00〜17:00

場所: 大阪大学工学研究科 マテリアル生産科学専攻 R4棟(材料開発物性記念館) 2階研修室
(図中R4の建物)
会費: 無料
プログラム:
13:00−14:40 「変移型変態を示す物質の磁場による組織制御および巨大歪」
寺井智之 (阪大)

要旨: 近年、従来の磁歪材料の数十倍もの歪を示す強磁性形状記憶合金が注目を集めている。この巨大歪は強磁性形状記憶合金における大きな結晶磁気異方性と小さな双晶変形応力により生じることがわかってきた。講演では強磁性形状記憶合金の磁場誘起巨大歪に関するこれまでの研究成果および新たな磁歪材料である酸化コバルトおよびペロブスカイト型Mn酸化物に関する最新の研究成果について紹介する。
14:40−14:55 休憩
14:55−16:35 「高温超伝導体の三軸磁場配向と磁気異方性制御技術」
堀井 滋 (高知工科大)

要旨: 最近の磁場配向技術の進展により一軸配向だけでなく三軸結晶配向も可能となっている。銅酸化物系高温超伝導体は実用上三軸結晶配向を必要とする機能性材料であり、我々は希土類系超伝導体での三軸磁場配向の原理証明および磁場配向条件に直結する物質の磁気異方性制御技術の構築を進めている。当日はこれらの進捗状況に加え、さらに複雑な構造をもつ層状コバルト酸化物の三軸結晶配向に対する結晶化学的操作についても報告する。
16:35−17:00 阪大 掛下研究室見学
オーガナイザー: 廣田 憲之 (物材機構) hirota.noriyuki@nims.go.jp
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