第85回スピントロニクス専門研究会

スピントロニクスにおける軌道流と材料開発

 スピントロニクス分野では、スピンを角運動量流の担体とする「スピン流」によって発現するスピンホール効果をはじめとする諸現象の解明が進んでいます。一方、最近では軌道角運動量を角運動量流の担体とする「軌道流」があらたな物理概念として提案されています。本研究会では、軌道流の理論的な理解と、実験的に観測されている「軌道流」が関わる現象について、最先端の研究者の方に基礎的なところからご講演いただきます。

開催日時:
2022 年 10 月 18 日(火) 13:30-17:30
場所:
ハイブリッド開催(現地開催およびオンライン開催)
現地会場:北海道大学工学部フロンティア科学棟 1 階セミナー室
共催:
北海道⼤学フロンティア化学教育研究センター
参加費:
無料(要登録、オンラインは 100 名まで)
参加をご希望の方は下記申込フォームから参加登録をお願いします。
参加登録の締切は 10 月 14 日(金)です。
申込フォーム

世話人:
大谷義近(東大)、斉藤好昭(東北大)、高梨弘毅(原研)、長浜太郎(北大)
問い合わせ先:
⻑浜(北⼤)
e-mail: nagahama_at_eng.hokudai.ac.jp(_at_を@へ変更してください)
TEL: 011-706-6578

プログラム

座長:大谷義近(東大)
13:30-13:35
オープニングアドレス

大谷義近(東大)
13:35-14:20
「多軌道⾦属における内因性ホール効果:軌道流とスピン流の関係性」

○紺谷 浩(名大)
14:20-15:05
「⻑距離軌道輸送と巨⼤軌道トルクの観測」

○林 宏樹、安藤和也(慶大)
15:05-15:30
休憩(25分)
座長:⻫藤好昭(東北大)
15:30-16:15
「軌道ホール効果の第⼀原理計算」

○辻川雅⼈(東北大)
16:15-17:00
「⾮磁性⾦属/酸化膜界⾯による軌道トルク」

○金 俊延(理研)大谷義近(東大・理研)
17:00-17:30
ディスカッション