第54回スピンエレクトロニクス専門研究会
- テーマ:
- 「スピンの電界制御の現状と将来展望」
- 日時:
- 平成27年6月10日(水)13:00 – 17:00
- 場所:
- 中央大学駿河台記念館 320号室
- 世話人:
- 斉藤好昭(東芝)、古川泰助(三菱電機)、三浦勝哉(日立)
近年、電子機器・電子デバイスにおける省エネの必要性が高まっています。IOT(Internet of things)への応用でも、現在MRAMに用いられているスピン移行トルク(STT: Spin transfer torque)書込みよりも、大幅な書込み電力の低減が求められています。
今回、スピンエレトロニクス専門研究会では、スピンの書込み電力を、従来の電流磁界書込みやSTT書込みに比べて桁レベルで低減できる可能性を有する「スピンの電界制御技術」に着目し、下記の研究会を企画いたしました。
本研究会では、技術革新に挑戦され第一線でご活躍の講師の先生方から、最新の研究動向と将来展望をご紹介頂き、活発な議論を展開する予定です。多くの方のご参加をお待ち致しております。
プログラム
- 座長:斉藤好昭 (東芝)
- 13:00-13:45
- 「磁壁ダイナミクスへの電界効果」
小野輝男(京大) - 13:45-14:30
- 「電圧による磁気異方性制御のターゲットと現状」
野崎隆行1、Witold Skowronski1、薬師寺啓1、塩田陽一1、田丸慎吾1、三輪真嗣2、久保田均1、福島章雄1、鈴木義茂1, 2、湯浅新治1(1産総研、2阪大) - 14:30-15:15
- 「強磁性薄膜における電界効果と磁化ダイナミクス」
金井駿、仲谷栄伸、岡田篤、松倉文礼、大野英男(東北大) - 15:15-15:30
- 休憩
- 座長:三浦勝哉(日立)
- 15:30-16:15
- 「PdやPtにおける磁性の電界効果」
千葉大地 (東大) - 16:15-17:00
- 「Cr2O3薄膜の電気磁気効果を用いた磁化の電界制御」
野崎友大、塩川陽平、S.P.Pati、M. Al-Mahdawi、佐橋政司 (東北大)