第60回化合物新磁性材料専門研究会

「中性子散乱を利用した化合物磁性研究の最前線」
中性子散乱は物質の磁気構造や励起を調べる最も有用な手法の1つであり、近年J-PARCや海外の大型中性子実験施設においてめざましい技術発展をとげている。本研究会では、中性子散乱を用いた局所構造解析や磁気構造解析、極限環境、非弾性散乱にいたる最新の実験技術、解析手法を紹介し、理論や物質合成の立場から、中性子散乱の有用性について議論する。研究会のはじめに、大学院生を対象とした中性子散乱に関するチュートリアル講演も行う。
日時: 2017年7月6日(木) 13:00―18:00
場所: 東京大学本郷キャンパス理学部4号館2階1220教室(〒113-8656 東京都文京区本郷 7-3-1)
    TV中継会場:SPring-8 中央管理棟 3FTV会議室
           J-PARC CROSSのTV会議室
参加費: 無料
問い合わせ先: 物質材料研究機構 寺田典樹
        TERADA.Noriki_at_nims.go.jp(_at_は@に変換してご使用ください。)
        
プログラム

13:00     はじめに
13:10-13:50 チュートリアル「中性子散乱でできること」
寺田典樹(物材機構)
13:50-14:30 原子対相関関数を用いた強相関電子系の局所構造解析(PDF)
樹神克明(原研)
14:30-15:10 三角スピンチューブ物質の磁気状態(PDF)
萩原雅人(KEK)
15:10-15:50 複合スピン系における中性子散乱の理論(PDF)
松本正茂(静岡大)
15:50-16:00 休憩(10分)
16:00-16:40 J-PARC非弾性中性子散乱装置による磁性研究(PDF)
梶本亮一(J-PARC)
16:40-17:20 磁気秩序を生じない正方格子磁性体の探索(PDF)
辻本吉廣(物材機構)
17:20-18:00 マルチフェロイック物質を用いた特殊環境下中性子回折(PDF)
本田孝志(KEK)