第63回強磁場応用専門研究会

磁気を利用する・磁場で制御する – 材料設計プロセスへの新展開 –

 磁場の魅力に,物体への透過性の良さがあります.大小さまざまなサイズの物体,形状にも関わらず,磁場の方向を整えることで,例えば,薄膜では厚み方向への作用など,通常の成形加工技術では到底できないことをいともたやすく行います.強磁性体に限らず,あらゆる物質は透過する磁場の影響を受け,新たな特性やユニークな挙動を見せてくれます.本研究会では,磁場環境を,素材側の視点からアプローチします.新しい素材の開発,材料物性,そして,それらを応用した新システムやプロセス構築など,「材料設計プロセスへの新展開」と題して,磁場,磁性に係る分野を越えた多角的な方面から5名の先生にご登壇いただきます.「磁気科学」の魅力について迫ります.材料設計に携わる皆様,磁気利用や磁場について興味,理解を深めたい皆様,ぜひ奮ってご参加ください.

共 催:

応用物理学会 磁気科学研究会,日本磁気科学会 高分子・材料プロセス分科会
日 時:

2022年12月12日(月)13時00分~16時50分
開催場所:
オンライン開催
URL: https://onl.la/sMKFPRS / ミーティングID: 816 0434 8071 / パスコード: 867102
参加費:
無料

世話人:
伊掛浩輝(日大), 池添康弘(日本工業大),山登正文(都立大)
プログラム
13:00
はじめに

○伊掛浩輝(日大)

13:05 – 13:40
フィラーの高度分散化と高分子マトリックス中のマクロ構造制御

○原 秀太(神奈川大)

13:50 – 14:25
可変弾性ソフトマテリアルの開発 –磁性コンポジットの作製と磁性微粒子の分散化–

○三俣 哲(新潟大)

14:35 – 15:10
外部磁場印加で誘起される磁気円偏光発光(MCPL)システムの開発

○今井喜胤(近畿大)

15:10 – 15:30
休憩(20分)
15:30 – 16:05
機能性磁性ナノ粒子を用いたガン温熱療法の開発

○井藤 彰(名大)

16:15 – 16:50
磁気冷凍技術による革新的水素液化システムの開発

○間宮広明(物材機構)

16:50
閉会の挨拶

○伊掛浩輝(日大)