バイオマグネティックス専門研究会
磁気工学のバイオ医療は、ジャーナル論文数、INTERMAG、MMM等主要会議での発表数等から理解できるように依然として磁気工学のなかで中核的、代表的な研究分野のひとつです。本学会においても頭部への磁気刺激、脳磁界・心磁界計測、磁気微粒子によるがん温熱治療などについて論文誌、学術講演会を媒介として活発に研究発表、議論がなされてきました。さらに本学会員による研究が国内外の研究、研究者を主導してきたと言っても過言ではありません。
これらの研究は引き続き主要な研究トピックスであり続けているのと同時に、磁気インピーダンス素子やTMR素子といった高感度磁気センサを用いた生体計測、磁気粒子イメージングといった極めて実用的な技術要素が近年活発に研究報告され始めてきています。
この新しい潮流をも含む磁気工学のバイオ医療応用の研究推進・普及を通して、本学会の活動活性化と、本学会並びにその学会員が引き続き主導することを目的として専門研究会の設置いたします。(1)磁場応用診断治療、(2)生体磁場計測、(3)高感度センシング、(4)磁気ナノ粒子応用の4領域を定め、それぞれの領域について主幹世話人が本専門研究会、日本磁気学会研究会、学術講演会シンポジウム、他学会との共催・協賛等を主導していきます。
2024年度の開催予定
回 | 日時 | 場所 | テーマ | 世話人 |
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第10回 | 2024年7日24日 13:00~16:00 |
連合会館(ハイブリッド開催) | 磁場の生体・生命への影響に関する最新動向 | 大多(静岡大)、小山(金沢工大)、小林(岩手大)、関野(東大)、薮上(東北大)、吉田(九大) |