平成19年度(2007年度)事業報告
(平成19年4月1日~平成20年3月31日)
Ⅰ 事業の状況
1.研究発表会、講演会等の開催(定款4条1号)
- 1.1 第31回日本応用磁気学会学術講演会
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期 日 : 2007年9月11日(火)~9月14日(金) 会 場 : 学習院大学(東京 目白) 実行委員長 : 溝口 正 (学習院大学) 講演件数 : 428件 セッション数 : 80 参加者 : 910名
- 1.2 研究会
- 第154回から159回までの6回の研究会を下記の通り開催した。
1) 第154回 ナノ構造磁性体作製技術の最新動向 期日 2007年5月15日(火)
会場 中央大学駿河台記念館(東京都)
参加者 74名2) 第155回 磁気イメージング技術の最前線 期日 2007年7月20日(金)
会場 中央大学駿河台記念館(東京都)
参加者 60名3) 第156回 医用磁性ビーズの作製とその応用 期日 2007年10月30日(火)
会場 キャンパスイノベーションセンター東京 1F 国際会議室
参加者 69名4) 第157回 エレクトロニクス実装技術における高周波磁気応用の新展開 期日 2007年12月6日(木)
会場 化学会館5階501会議室
参加者 49名5) 第158回 次世代高密度磁気記録:パターンドメディアかハイブリッド記録か 期日 2008年2月1日(金)
会場 日本化学会 化学会館(東京都)
参加者 114名6) 第159回 半導体のスピン機能とデバイス応用 期日 2008年3月3日(月)
会場 日本化学会 化学会館(東京都)
参加者 45名
- 1.3 講習会
- 昨年度に引き続き初等磁気工学講座、サマースクール、公開講座を開催した。
第12回初等磁気工学講座 期 日 : 2007年7月10日(火) 会 場 : 日立金属 和彊(わきょう)館 (東京都) 参加者 : 53名 第31回MSJサマースクール「応用磁気の基礎」 期 日 : 2007年7月11日(水)~7月13日(金) 会 場 : 日立金属 和彊館(東京都) 参加者< : 66名 第5回公開講座「磁石の不思議な世界―聞いて、さわって、体験しようー」 期 日 : 平成19年9月9日(日) 会 場 : 学習院大学(東京都) 参加者< : 43名 第6回公開講座「磁石の不思議な世界―聞いて、さわって、体験しようー」 期 日 : 平成20年3月16日(日) 会 場 : 東京工芸大学 (神奈川県) 参加者< : 63名
- 1.4 専門研究会
- 本年度はナノマグネティックス専門研究会、ハイブリッド記録専門研究会、スピンエレクトロニクス専門研究会、化合物新磁性材料専門研究会およびナノバイオ磁気工学専門研究会を下記の通り開催した。
1) ナノマグネティックス専門研究会
回 数 期 日 会 場 参加者 第20回 平成19年5月11日 全電通労働会館 53名 第21回 平成19年7月6日 日本大学駿河台校舎 24名 学術講演会シンポジウム 平成19年9月14日 学習院大学 約150名 第22回 平成19年11月30日 日本大学駿河台記念館 11名 第23回 平成20年2月15日 化学会館 20名 2) ハイブリッド記録専門研究会
回 数 期 日 会 場 参加者 第21回 平成19年4月27日 日本磁気学会事務所 35名 第22回 平成19年10月5日 機械振興会館 24名 第23回 平成19年12月14日 機械振興会館 40名 第24回 平成20年2月1日 化学会館 111名 3) スピンエレクトロニクス専門研究会
回 数 期 日 会 場 参加者 第16回 平成19年7月23日 中央大学駿河台記念館 90名 第17回 平成19年11月2日 東北大学金属材料研究所 31名 第18回 平成19年12月3日 中央大学駿河台記念館 20名 第19回 平成20年1月18日 松下電器松心会館 51名 第20回 平成20年3月3日 化学会館 45名 4) 化合物新磁性材料専門研究会
回 数 期 日 会 場 参加者 第25回 平成19年6月20日 青山学院大学 38名 第26回 平成19年9月13日 学習院大学 55名 第27回 平成19年12月12日 理化学研究所和光キャンパス 26名 第28回 平成20年3月17日 学習院大学 15名 5) ナノバイオ磁気工学専門研究会
回 数 期 日 会 場 参加者 第20回 平成19年4月17日 東京工業大学 42名 第21回 平成19年6月14日 東京工業大学 48名 第22回 平成19年10月30日 キャンパスイノベーションセンター東京 69名 第23回 平成19年12月11日 東京工業大学 37名 第24回 平成20年 3月19日 東京工業大学 27名
- 1.5 国際会議の主催、共催
- 下記の会合を主催または共同主催した(開催日順)
- MORIS2007「熱・光が関わる磁性材料とそのデバイスに関するワークショップ」
日時:平成19年9月14日~16日:場所:ピッバーグ(米国) - Perpendicular Magnetic Recording Conference 2007 (PMRC2007)
日時:平成19年10月15日~17日 場所:東京 - International Symposium on Optical Memory (ISOM)
日時:平成19年10月21日~25日 場所:シンガポール
- MORIS2007「熱・光が関わる磁性材料とそのデバイスに関するワークショップ」
- 2. 学会誌、その他の図書の刊行(定款4条2号)
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学会名称の変更に伴い、日本応用磁気学会誌の名称を平成20年1月より、Journal of the Magnetics Society of Japanに変更した。
日本応用磁気学会誌を31巻3号から31巻6号まで4回、Journal of the Magnetics Society of Japanを32巻1号から2号まで3回、また会報誌「まぐね」を2巻4号より3巻3号まで12回発行した。日本応用磁気学会誌およびJournal of the Magnetics Society of Japanは論文に特化し、和文、英文論文を掲載した。「まぐね」は論説、解説、特集記事、連載講座など寄稿記事を中心に編集した。1)日本応用磁気学会誌(19年12月まで)
20年1月より名称変更して Journal of the Magnetics Society of Japan巻―号 発行年月日 内 容(詳細は各号の目次参照) 31-3 19.5.1 論文14件、総ページ数100 31-4 19.7.1 論文16件、総ページ数80 31-5 19.9.1 論文7件、総ページ数28 31-6 19.11.1 論文4件、総ページ数18 32-1 20.1.1 論文7件、総ページ数41 32-2-1 20.3.1 論文13件、総ページ数54 32-2-2 20.3.1 論文17件、総ページ数71 2)会報誌「まぐね」
巻―号 発行年月日 内 容(詳細は各号の目次参照) 2-4 19-4-1 論説「地方大学から見た大学の教育と研究」(本多茂男)、特集「身のまわりの家電製品に使われている磁気応用技術」解説3件、連載講座2件、総ページ数55 2-5 19-5-1 論説「材料研究からマイクロマグネティックシミュレーションへ」(吉田和悦)、特集「磁場誘起形巨大歪材料の新展開と磁気応用」解説3件、トピックス1件、連載講座1件、総ページ数47 2-6 19-6-1 論説「昨今の便利なツールの功罪」(森迫昭光)特集「電流による磁化状態の制御」解説2件、トピックス1件、連載講座2件、総ページ数65 2-7 19-7-1 論説「第3期科学技術基本計画の主要課題,「人材育成」に思う」(山本雅彦)、特集「磁気と半導体の出会いがしら」解説1件、トピックス3件連載講座1件、総ページ数49 2-8 19-8-1 論説「EMCと磁性材料」(佐藤由郎)、特集「磁気と交通」解説3件、連載講座2件、総ページ数45 2-9 19-9-1 論説「理工学教育の拡充と国際化のために大学理工学部では英語教育を廃止せよ.全面的に英字教科書を.」(松本光巧)特集「化学でつくる機能性分子磁性体」解説4件、連載講座1件、総ページ数47 2-10 19-10-1 学会名称変更について「日本応用磁気学会から日本磁気学会への会名変更にあたって」(逢坂哲彌)、「日本磁気学会の発足に際して」(宮島英紀)、特集「磁気ヘッド技術の最新動向」トピックス4件、連載講座2件、総ページ数59 2-11 19-11-1 論説「文化をめざすリーダーシップ」(松本英敏)、特集「個人の安心・社会の安全を確保する磁気関連技術」解説3件、連載講座1件、総ページ数49 2-12 19-12-1 論説「Current Activities on Magnetism in Spain」(M.Vazquez)特集「ライバル技術との競争を勝ち抜く」解説2件、トピックス2件、連載講座2件、総ページ数61 3-1 20-1-1 論説「磁気工学と電気工学」(石原好之)、特集「表面・界面の磁性を探る」解説3件、トピックス2件、連載講座1件、総ページ数60 3-2 20-2-1 論説「100年後の電磁気学」(岡崎靖雄)、解説5件、特集「生体の磁気にせまる」解説5件、連載講座 2件、総ページ数65 3-3 20-3-1 論説「マイクロ波磁気の魅力」(武田 茂)、解説4件特集「平成19年度日本磁気学会受賞者論文」連載講座 1件、総ページ数43 3)図書出版
出版ワーキンググループを組織し本学会会員による図書出版を学会として支援する活動を開始した。本活動は出版社が編集、刊行を行い、学会は企画、 監修を行う。対象は教科書、参考書およびハンドブックで、2007年度は教科書シリーズ4冊分、参考書シリーズ2冊分を出版社へ推薦し、原稿執筆依頼した。
- 3.研究及び調査の実施(定款4条3号)
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会員サービスの向上のため、インターネットを用いた情報サービスの充実を図った。
1)メールマガジンの発行
Eメールを通じて本学会が開催する研究会、講習会の案内、人事公募等会員にとって有意義な情報を毎月1回を原則として発行した。今年度は平成19年4月より12回発行した。
2)技術情報サービスの発行
Eメールを通じて磁気にまつわる様々な最新情報を紹介するサービスを毎月1回を原則に発行した。今年度は平成19年4月より11回発行した。
- 4.研究の奨励及び研究業績の表彰(定款4条4号)
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平成19年度(2007年度)学会賞、業績賞、優秀研究賞、論文賞、出版賞、学術奨励賞、技術功労賞および学生講演賞の表彰を下記の通り行った。(学会賞・業績賞・優秀研究賞:上野 照剛委員長、出版賞・論文賞・学術奨励賞:三浦義正委員長、学生講演賞・技術功労賞・新技術・新製品賞:山田外史委員長)
学会賞
- 宮島英紀(慶応大学)「強磁性体の形態的な磁気特性に関する先駆的研究」
業績賞
- 安藤功児(産総研) 「磁性半導体およびスピントロニクス技術の研究」
優秀研究賞
- 吉田栄吉(NECトーキン)「高周波電磁ノイズ抑制体の開発および実用・事業化」
- 井上光輝(豊橋技術科学大)「磁性フォトニクスの基礎および応用に関する研究」
- 小野輝男(京都大学)「電流駆動による磁壁移動ダイナミックス」
論文賞
- SiO2ナノリアクター法により合成されたL10-FePtナノ微粒子の構造および磁気特性の詳細な評価
森本泰正、玉田芳紀、山本真平、高野幹夫、小野輝男
学会誌30巻4号pp.464-467 - 種々の希土類化合物を用いて粒界拡散処理したNd-Fe-B系焼結磁石の保磁力
中村元、廣田晃一、美濃輸武久、本島正勝
学会誌31巻1号pp.6-11
学術奨励賞
- 磁気記録:椎本正人(日立)
- 薄膜分野:大兼幹彦(東北)
- 磁性体物理・超伝導分野:関口康爾(慶応義塾大)
- 材料分野:槙智仁(NEOMAX、現在は日立金属)
- パワーマグネティクス分野:横田周子(東北大学)
- 生体磁気:前田航(金沢大学)
学術奨励賞
- 俵好夫、大橋健「希土類永久磁石」森北出版株式会社
技術功労賞
- 安藤圭吉(元 日立製作所)
- 5.内外の関連学協会との連絡及び協力(定款4条5号)
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下記の会合を共催・協賛または後援した(開催日順)
- 日本能率協会:第5回カーエレクトロニクス技術シンポジウム 2007.4.18~20
- 日本能率協会:2007磁気応用技術シンポジウム 2007.4.18~20
- ナノ学会:ナノ学会第6回大会 2007.5.7 ~9
- モバイル学会:モバイル2007 2007.5.10~11
- 日本機械学会:第19回「電磁力関連のダイナミックス」 シンポウム 2007.5.16~18
- ISAMMA Steering Committee:第1回ISAMMA国際シンポジウム 2007.5.28~6.1
- 日本真空協会:第9回ISSP国際シンポジウム 2007.5.28~30
- トライボロジー学会:トライボロジー会議2007春 東京 2007.5.30~31
- 日本シミュレーション学会:第26回日本シミュレーション学会大会 2007.6.21~22
- 応用物理学会:「応用物理」創刊75周年祈念イベント 2007.8.3~4
- 日本物理学会:先端光科学が生み出す新しい世界 2007.8.24~25
- RP懇談会:「平成19年度放射光利用研究基礎講習会」 2007.9.7
- 日本時計学会:2007年度マイクロメカトロニクス学術講演会 2006.9.7
- トライボロジー学会:トライボロジー会議2007秋 東京 2007.9.26~28
- IEEE Magnetics Society Japan Chapter:磁性フェライトの先端研究 2007.9.28
- 大阪大学原子分子イオン制御理工学センター:第2回アトミックテクノロジー国際シンポジウム 2007.10.1~2
- IEEE Magnetics Society Japan Chapter:Frontier of Ferrite Materials Research 2007.10.4
- 文部科学省科学研究費補助金特定領域研究「希土類形態制御」:希土類若手研究発表会 2007.10.11~12
- PMRC2007サテライトミーティング実行委員会:「次世代磁気記録材料・システムへの挑戦」 2007.10.18
- IEEE Magnetics Society Japan Chapter: Imaging Magnetic Surfaces with Atomic Resolution 2007.10.29
- 日本電子部信頼性センター:第17回RCJ信頼性シンポジウム 2006.11.1~2
- 日本時計学会:2007年度日本時計学会秋季研究会 2007.11.2
- 日本結晶成長学会:第37回結晶成長国内会議(NCCG-37) 2006.11.5~7
- 国際超電導産業技術研究センタ:第20回国際超電導シンポジウム(ISS 2007) 2007.11.5~7
- 応用物理学会第36回薄膜・表面物理基礎講座(2007年) 2007.11.8~9
- ミレニアム・サイエンス・フォーラム実行委員会:2007年度ミレニアム・サイエンス・フォーラム 2007.11
- 日本希土類学会:日本希土類学会第25回記念講演会 2007.11.16
- 日本AEM学会:第16回MAGDAコンファレンス in京都 2007.11.22~23
- 自動制御連合会:第50回自動制御連合講演会 2007.11.24~25
- 高分子学会:第16回ポリマー材料フォーラム 2007.11.29~30
- 磁性流体研究連絡会磁性流体研究連絡会:平成19年度 磁性流体連合講演会 2007.12.6~7
- 茨城県中性子利用推進研究会:「窒化鉄研究の最近の進展」 2007.12.7
- 第4回アジアフォーラム 台湾 2007.7.30~8.1