第253回研究会

TMR研究のこれまでとこれから~室温TMR効果の発見から30年~

トンネル磁気抵抗 (TMR) 効果が室温で観測されてから30年が経過した.TMR効果は既にHDDの読み出しヘッドやMRAMへの応用がなされ,スピントロニクス分野の中核技術となっている.一方,TMR効果に関する研究は,学術的にも工学的にもまだ途上の段階である.既存デバイスの高性能化,次世代デバイスの創出のために,物理現象のさらなる理解,画期的材料の創成,新規デバイス・回路技術などが必要である.本研究会では,TMR研究を第一線で牽引してきた(いる)講師に講演いただき,TMR効果の発見からこれまでの研究に至る経緯を振り返りつつ,今後のTMR研究をさらに発展させるための議論を行う.多くの方のご参加をお待ちしております.

*3月6日までに参加登録・参加費支払いをされた参加者には、PDF版の研究会資料を配布,
「冊子を購入する」を選択された方には,研究会終了後に資料冊子を発送いたします.
*現地会場では現金のみ参加受付いたしますが,PDF版資料のお渡しはありません.

日時:
2025年3月13日(木)13:00 ~ 17:15
場所:
ハイブリッド開催 (現地会場およびZoom開催)
現地会場:連合会館 402会議室
(東京都千代田区神田駿河台3-2-11)
参加申込:
申込フォーム
参加費(PDF版資料代含む):
無料(研究会資料予約購読者,学生)
3,000円(会員,賛助会員,協賛学会の会員)、6,000円(非会員)
冊子資料:
2,000円(会員,賛助会員,協賛学会の会員,学生)、4,000円(非会員)
*参加費・資料代は消費税込み金額です
一度受け付けた参加費は返却いたしません
支払方法:
PayPal(クレジットカード決済)または 銀行振り込み
*PayPalを選択:登録のメールアドレスへ請求書をお送りいたします.
PayPal(クレジットカード決済)メール請求書の決済手順
*銀行振り込みを選択:下記口座まで参加費をお振込みください.

銀行振込 三菱UFJ銀行 神保町支店
(店番013)普通預金2259640
口座名義 公益社団法人 日本磁気学会
申込・支払期限:
2025年3月6日(木)
協賛:
応用物理学会,電気学会,日本金属学会
問い合わせ先:
日本磁気学会事務局 TEL:03-5281-0106
オーガナイザ:
大兼幹彦 (東北大),鈴木一平 (Western Digital),中田宗樹 (三菱電機),山田章悟 (TDK)
できるだけ事前の参加申し込みをお願いいたします.
オンライン参加希望の方には、参加費のお支払を確認後、会場URLをご案内いたしますのでお早めにお申し込みください.
プログラム

座長:大兼幹彦 (東北大)

13:00 – 13:30
TMR研究の黎明期~室温TMR効果の発見に至るまで~

○宮﨑照宣 (東北大)

13:30 – 14:00
MgO系MTJ素子の磁気記録への応用と今後の展望

○湯浅新治 (産総研)

14:00 – 14:30
高TMR-MTJ素子開発のこれまでとこれから

○介川裕章 (NIMS)

14:30 – 15:00
MRAMから次世代MRAMへ

○與田博明,與田太輔,大沢裕一,山﨑裕一,與田朋美 (YODA-S)

休憩(15分)
座長:大兼幹彦 (東北大)
15:15 – 15:45
MTJ素子の新材料1~計算・データ科学の援用・準安定材料の開発~

○水上成美, 白井正文, 廣畑貴文 (東北大)

15:45 – 16:15
MTJ素子の新材料2~反強磁性材料の可能性~

○中辻 知 (東大)

16:15 – 16:45
MTJ素子の新規応用1~超高感度磁気センサ~

○藤原耕輔 (スピンセンシングファクトリー)

16:45 – 17:15
MTJ素子の新規応用2~超低消費電力スピントロニクス回路~

○夏井雅典 (東北大)

当学会では,研究会でのビデオ・写真撮影および録音はご遠慮いただいております.

 

前の記事

保護中: Awards 2024

次の記事

第250回研究会報告