日本磁気学会 第203回研究会
大型プロジェクトによる磁気・スピン新機能デバイス研究開発の最前線
磁気・スピンに関する新機能デバイスの研究開発が非常に注目を集めています.磁気・スピンデバイスに関する大型プロジェクトが数多く存在することが,まさに新規デバイスへの期待の高さを物語っているといえるでしょう.そこで今回の研究会では, 磁気・スピンを活用する最先端の研究を一度に聞いて議論できる場を設けました.大型プロジェクトを牽引し, 最先端の研究を展開している研究者の方を講師としてお招きし,2日間に亘って講演していただきます.磁気・スピンに関連する新しい物理現象から, 超高感度磁気センサ, 超低消費電力電子デバイス,大容量記録技術, 高信頼性技術などのデバイス開発まで幅広く議論いただけます. 多くの方のご参加をお待ちしております.
- 日時:
- 2015年7月24日 (金) 9:30 ~ 17:50, 25日(土) 9:30 ~ 15:30
- 場所:
- 日本大学理工学部駿河台キャンパス1号館CSTホール (東京都千代田区神田駿河台1-8-14)
TEL:03-3259-0475 (1号館受付)
URL:http://www.cst.nihon-u.ac.jp/campus/index.html - 参加費:
- 無料(研究会資料予約購読者,学生)
2,000円(会員,協賛会員)
4,000円(非会員) - 資料代:
- 1,000円(会員,協賛会員,非会員,学生)
- 協賛:
- IEEE Magnetics Society Japan Chapter, 応用物理学会, 科学技術振興機構, 低温工学・超電導学会, 電気学会,電子情報通信学会, 内閣府 革新的研究開発推進プログラム, 日本金属学会,日本物理学会, 文部科学省(予定)
- 問い合わせ先:
- 日本磁気学会事務局 TEL:03-5281-0106
URL:https://www.magnetics.jp/event/research/topical_203/ - オーガナイザ:
- 芦澤好人(日大),落合隆夫(東芝),介川裕章(物材機構),三俣千春(物材機構) (五十音順)
- プログラム
- 9:30 – 9:40
- 「挨拶及び企画説明」
○中村志保 (東芝)
- 9:40 – 10:20
- 「我が国の科学技術の現状分析と材料科学研究戦略」
○中山智弘 (JST)
- 10:20 – 11:20
- 【科学研究費補助金 新学術領域】 ナノスピン変換科学
「『ナノスピン変換科学』で目指すもの」○大谷義近 (東大)
- 11:20 – 12:20
- 【ERATO】 スピン量子整流プロジェクト
「スピンと角運動量の新しい使い方」○齊藤英治 (東北大)
- 休憩(70分)
- 13:30 – 14:30
- 【ImPACT】 無充電で長期間使用できる究極のエコIT機器の実現
「佐橋ImPACTの紹介、磁化の電圧制御実用化への挑戦」
○佐橋政司 (東北大)
- 14:30 – 15:30
- 【S-イノベ】 3次元磁気記録新ストレージアーキテクチャのための技術開発
「磁気共鳴を用いた3次元磁気記録の記録再生実証」
○佐藤利江 (東芝)
- 休憩(20分)
- 15:50 – 16:50
- 【SIP】 コンクリート内部の鉄筋腐食検査装置の開発
「音響誘起電磁法とその応用 —新しい非侵襲検査:人体からインフラまで—」○生嶋健司 (東京農工大)
- 16:50 – 17:50
-
【S-イノベ】 トンネル磁気抵抗素子を用いた心磁図および脳磁図と核磁気共鳴像の室温同時測定装置の開発
「強磁性トンネル接合を用いた高感度磁場センサの開発と展望」○安藤康夫 (東北大)
- 9:30 – 10:30
-
【SICORP】 イリジウムを代替するホイスラー合金
「希少金属フリー反強磁性ホイスラー合金薄膜の作製と評価」○高梨 弘毅1, 廣畑貴文2, 窪田崇秀1 (1東北大、2ヨーク大)
- 10:30 – 11:30
-
【MEXTイノベーション創出を支える情報基盤強化のための新技術開発】
高機能高可用性情報ストレージ基盤技術の開発
「情報ストレージの大容量化と高可用性情報ストレージ基盤技術の開発」○村岡 裕明1, 中村隆喜1, 宗形 聡2 (1東北大、2日立ソリューションズ東日本)
- 休憩(60分)
- 12:30 – 13:30
-
【S-イノベ】 高温超伝導SQUIDを用いた先端バイオ・非破壊センシング技術の開発
「磁気マーカーと高感度磁気センサを用いたバイオセンシングシステムの開発」
○圓福敬二 (九大)
- 13:30 – 14:30
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【NEDOノーマリーオフコンピューティング基盤技術開発】
「IoTシステムの低電力化をめざすノーマリーオフ・コンピューティング」○中田 尚(東大)
- 14:30 – 15:30
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【MEXTイノベーション創出を支える情報基盤強化のための新技術開発】
耐災害性に優れた安心・安全社会のためのスピントロニクス材料・デバイス基盤技術の研究開発
「社会の耐災害性を高めるスピントロニクスによる不揮発性ワーキングメモリ技術と、そのシステム応用」○遠藤哲郎(東北大)
7月24日(金)
座長:介川裕章 (物材機構)
座長:芦澤好人 (日大)
座長:落合隆夫 (東芝)
7月25日(土)
座長:三俣千春 (物材機構)
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