「生体物質の物理」
21世紀はバイオの時代とはよく言われることですが、DNAに代表される生体物質については、その電子状態などの解明がなかなか進んでいません。従来の物性物理学的な手法を用いることの困難さ故と考えられますが、近年はスペクトロスコピックな手法や理論手法などの進展により、多くの成果が見られてきました。
本研究会では生体物質にスポットライトを当て、DNAやタンパク質などの生体物質の電子状態の理解、生体物質を鋳型に用いるなどして目指す一次元の電子輸送など、物理学的な取り組みがどこまで進んでいるかを議論したいと思います。第一線で活躍されている講師の方々から様々な研究成果を紹介していただきます。多くの皆様のご参加をお待ちいたしております。
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