MSJ 日本磁気学会


	日本磁気学会第173回研究会

「エネルギー関連技術としての熱と磁気」

　限りある石油等の化石資源は、現状では第一位のエネルギーソースであり、これの燃焼による発電は国内総発電量の約6割を占め、我々の生活の質の維持には必要不可欠なものとなっています。一方で、地球温暖化の一因とされる二酸化炭素に対する世界的な排出制限の風潮と相まって、今後は化石資源を代替するエネルギー源の開拓が必要とされています。ファラデーの電磁誘導の発見以来、磁気とエネルギーは密接な関係にありますが、本研究会では、磁気と熱の協調に着目し、エネルギー・エコロジーの観点から注目される磁気冷凍、熱電変換ならびに超伝導材料について、第一線でご活躍中の先生方から最近のトピックスなどをご紹介いただきます。この分野にご興味をお持ちの多くの皆様の参加をお待ちいたしております。

日時：	2010年8月3日(火)　13:15 ～ 16:50
場所：	中央大学駿河台記念館320号室東京都千代田区神田駿河台3-11-5 (JR・御茶ノ水、東京メトロ・新御茶ノ水駅より徒歩3分) TEL : 03-3292-3111(記念館事務室)
協賛：	(依頼中)IEEE Mag. Soc. Japan Chapter, 日本磁気科学会、応用物理学会、日本物理学会、電気学会、日本金属学会、電子情報通信学会、日本熱電学会
参加費：	無料（年間購読者、学生） 2,000円（会員、協賛会員） 4,000円（非会員）
資料代：	1,000円（会員、協賛会員、非会員、学生）
問合せ先：	日本磁気学会事務局 Tel: 03-5281-0106
オーガナイザ：	別所和宏（ソニー）、伊東正浩（阪大）

プログラム：
座長：別所和宏（ソニー）

13:15-13:55	「Fe系室温磁気冷凍材料のスピン揺らぎとメタ磁性転移制御」藤田麻哉（東北大）
13:55-14:35	「CuNiを用いた金属接合での巨大ペルチェ効果」福島章雄（産総研）

＜休憩 14:35-14:50＞

座長：伊東正浩（阪大）

14:50-15:30	「スピンゼーベック効果」齊藤英治、内田健一（東北大）
15:30-16:10	「熱電材料の磁場効果」小峰啓史（茨城大）
16:10-16:50	「機能性層状酸化物の磁場配向と磁場配向のための磁気異方性制御技術～熱電および超伝導材料～」堀井滋（高知工科大）

当学会では、研究会でのビデオ・写真撮影および録音をご遠慮いただいております。