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日本磁気学会第168回研究会
第26回スピンエレクトロニクス専門研究会
スピン流とデバイス応用

 スピンエレクトロニクス研究の発展の中で、スピンの注入あるいは蓄積という現象を通して、スピンの流れ「スピン流」と言う新たな物理概念が登場しました。現在、電荷電流とは異なるスピン流特有の現象に基づく新規な機能性の探求とデバイス応用が広がりをみせ、MRAM、スピントランジスタ、スピントルクオシレータ、スピンダイスといったスピンデバイスへの展開に関心が高まっています。そこで、第168回研究会として、関連する分野の方々に最近の研究成果を御講演頂き、スピン流とデバイス応用について活発に議論いただける場を設けたいと思います。ご興味のある方々の参加をお待ちしております。
 
日時: 2009年11月2日(月) 10:30〜17:30
場所: 東北大学 金属材料研究所 2号館1階 講堂
仙台市青葉区片平2-1-1
電話(代表)022-215-2181
URL: http://www.imr.tohoku.ac.jp/jpn/map/index.html
協賛: IEEE Mag. Soc. Japan Chapter、日本金属学会、電気学会、電子情報通信学会、日本物理学会、応用物理学会、文部科学省科学研究費特定領域「スピン流の創出と制御」.(依頼中含む)
参加費: 無料(年間講読者、学生)
2,000円(会員、協賛会員)
4,000円(非会員)
資料代: 1,000円(会員、協賛会員、非会員、学生)
問合せ先: 日本磁気学会事務局
Tel: 03-5281-0106
オーガナイザ: 土井正晶(東北大)、高梨弘毅(東北大)、大谷義近(東大)、長浜太郎(産総研)

プログラム:
座長:高梨弘毅 (東北大)
10:30-11:10 電流とスピン流  −新しい電磁気学の建設に向けて−
前川禎通 (東北大)
11:10-11:50 電界効果スピントランジスタに向けたスピン電界制御
新田淳作 (東北大)
昼休み 11:50-13:00
座長:長浜太郎 (産総研)
13:00-13:40 スピン機能MOSFETとその集積回路応用
菅原聡 (東工大)
13:40-14:20 ナノ狭窄磁壁型スピンバルブ薄膜のスピントルクマイクロ波発振
土井正晶 (東北大)
休憩 14:20-14:35
座長:大谷義近 (東大)
14:35-15:15 MgO-MTJおよびCPP-GMRにおけるスピントルク発振 −発振の高出力化および高周波化にむけて−
関剛斎(阪大)
15:15-15:55 スピンダイス −スピン注入磁化反転を用いた物理乱数生成器−
福島章雄 (産総研)
休憩 15:55-16:10
座長:土井正晶 (東北大)
16:10-16:50 高集積MRAMに向けた、良好なスケーラビリティーをもつ垂直磁化方式MTJの開発
與田博明 (東芝)
16:50-17:30 SoC混載に適した垂直磁化磁壁移動型MRAM
石綿延行 (NEC)
当学会では、研究会でのビデオ・写真撮影及び録音は遠慮いただいております。