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日本磁気学会第165回研究会
第28回ナノマグネティックス専門研究会
「極限状態の磁気ストレージ」(超テラビット記録への挑戦)

 ハードディスク装置(HDD)の大容量化に向けて、当面の目標とされている1平方インチ当たり1テラビット(1Tbit/in2)の面記録密度を目指したさまざまな技術が提案されています。これまでに現行の垂直記録方式で612 Gbit/in2、ディスクリート・トラック媒体との組み合わせで803 Gbit/in2達成の発表があり、数年内に1 Tbit/in2が実現されるものと予想されています。さらに超テラビットの面記録密度を達成するためには、微細加工、微小評価、局所磁化反転などそれぞれにおいてナノメートル、ナノ秒を制御する究極の技術が必要とされ研究が進められています。本研究会では、これらの分野で活躍されていますご専門の方々に最新の研究内容をご講演頂き、超テラビット記録実現に向けた手法について活発に議論頂ける場を設けたいと思います。ご興味のある方々の参加をお待ちしております。
 
日時: 2009年3月13日(金)10:30〜17:45
場所: 中央大学駿河台記念館670号室
東京都千代田区神田駿河台3-11-5 (JR・御茶ノ水、東京メトロ・新御茶ノ水駅より徒歩3分)
TEL:03-3292-3111
協賛: (依頼中)IEEE Mag. Soc. Japan Chapter、電気学会、電子情報通信学会、日本金属学会、日本物理学会、応用物理学会、 情報ストレージ研究推進機構、IDEMA-Japan、日本化学会、日本トライボロジー学会、日本機械学会
参加費: 無料(年間講読者、学生)
2,000円(会員、協賛会員)
4,000円(非会員)
資料代: 1,000円(会員、協賛会員、非会員、学生)
問合せ先: 日本磁気学会事務局
Tel: 03-5281-0106
オーガナイザ: 五十嵐万壽和(日立)、島津武仁(東北大)、田中厚志(富士通)、玉野井健(富士通)

プログラム:
座長:田中厚志(富士通)
10:30〜11:10 電子線描画法を用いた2 Tb/in2超高密度パターンドメディア形成の可能性
保坂純夫1、田中保成1、M. Zulfakri1、三富直彦1、尹友1、近藤祐治2、有明順2(1群馬大、2秋田県産業技術総合研究センター)
11:10〜11:50 パターンドメディア用EBマスタリング装置のブランキングレス描画技術
大井英之(クレステック)
11:50〜12:30 パターンドメディア用シリコンおよび石英モールド製造技術の開発状況
法元盛久(大日本印刷)
昼休み 12:30〜13:30
座長:島津武仁(東北大)
13:30〜14:10 超短パルスレーザ利用GdFeCo超高速磁化反転
塚本新1,2、伊藤彰義1(1日大、2JST)
14:10〜14:50 スピントルク磁化反転におけるスピンダイナミクス
安藤康夫1、青木達也1、玉川聖1、渡邉大輔1、水上成美1、家形諭2、谷口知大2,3、今村裕志2、永沼博1、大兼幹彦1、宮崎照宣1 (1東北大、2産総研、3筑波大)
14:50〜15:30 記録材料のナノサイズ領域における磁化挙動の検討
菊池伸明、岡本聡、北上修、島津武仁、佐藤英夫、三塚要、青井基(東北大)
休憩 15:30〜15:45
座長:玉野井健(富士通)
15:45〜16:25 ベクトルネットワークアナライザFMR分光法によるNiFe薄膜パターンのマイクロ波アシスト磁化反転検出
能崎幸雄、立石健太郎、大田正直、成田直幸、田中輝光、松山公秀(九大)
16:25〜17:05 シミュレーションによるエネルギーアシスト磁気記録の検討
五十嵐万壽和1、赤城文子1、鈴木良夫1、宮本治一1、丸山洋治2、城石芳博2(1日立、2日立GST)
17:05〜17:45 熱アシスト磁気記録におけるヘッドディスクインタフェースに関する研究
多川則男(関西大)
当学会では、研究会でのビデオ・写真撮影及び録音は遠慮いただいております。