MSJ 日本磁気学会


	日本磁気学会第161回研究会第21回スピンエレクトロニクス専門研究会

「光と磁気が織りなす現象の新展開」

　物質を通過した光の偏光面が磁場により回転することがファラデーにより発見されて以来、光と磁気の相互作用は、磁気光学効果による磁区観察や光アイソレータ・光磁気メモリといった応用に用いられてきました。現在、光と磁気の相互作用はスピンによる光の制御から光によるスピンの制御へと広がりをみせ、左手系媒質（メタマテリアル）やナノ粒子といった新規媒質の利用、スピンLED構造によるスピン注入とその検出、光磁化制御など新たな協調現象やデバイスへの展開に関心が高まっています。そこで、関連する分野の方々に最近の研究成果を御講演頂き、光と磁気の新たな展開について活発に議論いただける場を設けたいと思います。ご興味のある方々の参加をお待ちしております。

日時：	2008年7月14日（月）　10:00～16:30
場所：	中央大学駿河台記念館670号室東京都千代田区神田駿河台3-11-5　（JR・御茶ノ水、東京メトロ・新御茶ノ水駅より徒歩3分）電話03-3292-3111
協賛：	（依頼中）IEEE Mag. Soc. Japan Chapter、日本金属学会、電気学会、電子情報通信学会、日本物理学会、応用物理学会
参加費：	無料（年間講読者、学生） 2,000円（会員、協賛会員） 4,000円（非会員）
資料代：	1,000円（会員、協賛会員、非会員、学生）
問合せ先：	日本磁気学会事務局 Tel: 03-5281-0106
オーガナイザ：	浅田裕法（山口大）、及川亨（TDK）、高梨弘毅（東北大）、長浜太郎(産総研)、三俣千春（日立金属）

プログラム：
座長：及川亨（TDK）

10:00-10:45	光と磁気のナノサイエンス佐藤勝昭 (農工大･JST）
10:45-11:30	非相反的な方向二色性・線二色性有馬孝尚 (東北大･理研)
11:30-12:15	金ナノ粒子が埋め込まれた磁性ガーネット薄膜での光と磁気冨田知志 (奈良先端大)

昼休み　12:15-13:15

座長：浅田裕法 (山口大)

13:15-14:00	MCD分光法で探る強磁性半導体の電子構造安藤功兒、齋藤秀和、Vadym Zayets（産総研）
14:00-14:45	強磁性金属/絶縁体/半導体構造を用いた半導体へのスピン注入発光測定眞砂卓史（山口東理大)

休憩　14:45-15:00

座長：長浜太郎（産総研）

15:00-15:45	磁化の光誘起才差運動（実験）宗片比呂夫（東工大）
15:45-16:30	磁気異方性メタマテリアルとクローキング真田篤志　（山口大）

当学会では、研究会でのビデオ・写真撮影及び録音は遠慮いただいております。