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日本磁気学会第160回研究会
第29回化合物新磁性材料専門研究会
「中性子による磁性研究の最近の展開とJ-PARC大強度中性子源の実現による今後の展望」

 中性子は磁性研究にとって理想的かつ非常に強力な非破壊測定プローブです。平成20年5月に最初の中性子ビームの供給が予定されている,大強度陽子加速器施設(J-PARC:Japan Proton Accelerator Research Complex)の中の物質・生命科学研究施設(MLF)では,世界最高レベルの大強度パルス中性子の利用によって,磁性研究の飛躍的な進展が期待できます。そこで,これを機会に,国内外の中性子源を利用して研究を行っている第一線の研究者とMLFに装置を建設あるいは設置を計画している研究者を講師に迎え,中性子を利用した磁性研究に関する最新の研究成果の紹介と大強度中性子源の実現による磁性研究の新たな展開について議論を行う場を設けたいと思います。是非,この機会に多くの方のご参加をお待ちしております。
 
日時: 2008年5月16日(金)10:00〜17:30
場所: 中央大学駿河台記念館620号室
協賛: (依頼中)日本中性子科学会,日本物理学会,応用物理学会,IEEE Mag. Soc. Japan Chapter
参加費: 無料(年間講読者、学生)
2,000円(会員、協賛会員)
4,000円(非会員)
資料代: 1,000円(会員、協賛会員、非会員、学生)
問合せ先: 日本磁気学会事務局
Tel: 03-5281-0106
オーガナイザ: 京免 徹(群馬大),武田全康(原子力機構),川中浩史(産総研)

プログラム:
座長:武田全康(原子力機構)
10:00-10:50 量子ビームの調和的利用による磁性研究(中性子の役割とは?)
山田和芳(東北大)
10:50-11:30 JRR-3とJ-PARC/MLFを融合して開かれる物質科学
佐藤 卓(東大)
11:30-12:10 逆ペロブスカイト型マンガン窒化物の磁気体積効果 -磁気構造と局所構造との関わり-
飯久保智,樹神克明,竹中康司*,**,高木英典*,***,社本真一(原子力機構,*理研,**名大,***CREST)
昼休み 12:10-13:10
座長:京免 徹(群馬大)
13:10-13:50 中性子反射率による磁性多層膜の磁気構造評価
平野辰巳(日立)
13:50-14:30 中性子小角散乱による永久磁石材料のナノ構造解析と保磁力機構
加藤宏朗(山形大)
14:30-15:10 フラストレーション系反強磁性体CuFeO2の中性子散乱と放射光X線回折による研究
寺田典樹(物材機構)
休憩 15:10-15:30
座長:川中浩史(産総研)
15:30-16:10 Ce化合物の隠れた秩序:中性子散乱による磁気八極子秩序の直接観測
桑原慶太郎(首都大)
16:10-16:50 スピン偏極中性子散乱法によるマルチフェロイクスの研究
佐賀山 基(東北大)
16:50-17:30 J-PARC,物質・生命科学実験施設が拓く新しい中性子散乱
中島健次(J-PARC)
当学会では、研究会でのビデオ・写真撮影及び録音は遠慮いただいております。