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「マイクロ波フェライト素子の動向と新左手系材料への期待」
1956年にHoganによる「マイクロ波非可逆素子」の発表以来、約半世紀の間に、「サーキュレータ・アイソレータ」はTV放送基地局、業務用無線、防災無線、携帯電話などのマイクロ波通信上必要不可欠な部品となりました。特に、集中定数型アイソレータは小西氏の先駆的な研究開発があり、日本において独自の発展を遂げました。その大きな成果は、ここ10年間の携帯電話用端末のアイソレータの小型化であります。現在では、4mm角の超小型化が実現され、3mm角が市場に現れようとしています。また、周辺技術を見ると、薄膜や厚膜などの材料作成プロセス技術やLTCCなどの集積基板技術の進歩が著しく、集積小型化のトレンドを支えています。さらに、最近は左手系材料などの話題も加わり、新しい側面から見たマイクロ波フェライト素子の大きな進展が予想されます。本研究会は、この分野で積極的に活躍されている日本の研究者にお集まりいただき、最近の研究成果をご披露いただくとともに、参加者との討論により、その技術的問題点をより深く追求し、今後の発展に資するために本研究会を企画いたしました。多くの方のご参加をお待ちしております。
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日時: |
2006年6月27日(火) 13:00〜17:00 |
場所: |
中央大学 駿河台記念館510号室
東京都千代田区神田駿河台3-11-5
(JR・御茶ノ水駅、東京メトロ・新御茶ノ水駅より徒歩3分)
電話:03-3292-3111
URL:http://www.chuo-u.ac.jp/chuo-u/access/access_surugadai_j.html |
参加費: |
無料(年間講読者、学生)
2,000円(会員、協賛会員)
4,000円(非会員) |
資料代: |
1,000円(会員、協賛会員、非会員、学生) |
協賛: |
IEEE MTT. Soc. Japan Chapter、電子情報通信学会、電気学会、日本物理学会、応用物理学会、日本金属学会
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問合せ先: |
日本応用磁気学会事務局
Tel: 03-5281-0106 |
オーガナイザ: |
佐藤敏郎(信州大)、柳原英人(筑波大)、近藤 剛(東工大)、武田 茂(Magnontech) |
プログラム: |
座長:佐藤敏郎(信州大学) |
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13:00-13:30 |
マイクロ波非可逆素子の現状と課題
武田 茂 (Magnontech) |
13:30-14:10 |
コプレーナ導波路構造を用いたサーキュレータ
大城和宣、三上秀人*、藤井重男*、松浦満、山本節夫(山口大)(*日立金属) |
14:10-14:50 |
ジャイレータを含む周期構造について
大久保賢祐 (岡山県立大) |
14:50-15:00 |
休憩 |
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座長:武田 茂(Magnontech) |
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15:00-15:40 |
左手系線路を用いたエッジガイドモードアイソレータ
上田 哲也(京都工芸繊維大) |
15:40-16:20 |
携帯電話用アイソレータの小型化
岸本 靖 (日立金属)
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16:20-17:00 |
改良ジャイレータ回路を用いた低損失2ポート集中定数型アイソレータ
長谷川 隆 (村田製作所)
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当学会では、研究会でのビデオ・写真撮影及び録音は遠慮いただいております。 |
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