MSJ 日本磁気学会


	日本応用磁気学会第146回研究会

「L1₀型磁性規則合金の基礎とその進展」

　近年、L1₀型FePt、CoPt規則合金は高磁気異方性ナノ磁性材料として注目され、記録材料および薄膜磁石などへの応用が期待されています。この系の研究は1930年代の永久磁石としての報告に端を発し、これまでに磁性、磁気光学物性、規則化相転移、微細組織など広範な領域で研究が行われています。これらはまさに先端材料を支える基盤といえます。本研究会では、このような基礎的分野でご活躍の先生方にご講演をお願いし、L1₀型規則合金系の特徴を踏まえた応用への可能性を議論していただきたいと思います。この分野の研究者の皆さんはもちろん、規則合金に興味のある方々および応用へのアイディアをお持ちの方々のご参加をお待ちしております。

日時：	2006年2月20日（月）10：00～16:30
場所：	機械振興会館地下3階研修1号室東京都港区芝公園3-5-8 （・東京メトロ日比谷線神谷町駅下車徒歩8分、・都営地下鉄三田線御成門駅下車徒歩8分、・都営地下鉄大江戸線赤羽橋駅下車徒歩10分、・都営地下鉄浅草線・大江戸線大門駅下車徒歩10分、・JR浜松町駅下車徒歩15分）電話　03-3434-8216～7 URL: http://www.jspmi.or.jp/kaikan.htm
参加費：	無料（年間講読者、学生） 2,000円（会員、協賛会員） 4,000円（非会員）
資料代：	1,000円（会員、協賛会員、非会員、学生）
協賛：	IEEE Mag. Soc. Japan Chapter、日本金属学会、電気学会、電子情報通信学会、日本物理学会、応用物理学会
問合せ先：	日本応用磁気学会事務局 Tel: 03-5281-0106
オーガナイザ：	鈴木淑男（AIT）、中村敦（日立）、服部一博（TDK）、浅田裕法（山口大）

プログラム：
座長：鈴木淑男　（AIT）

10:00-10:40	L1₀ 「規則合金の結晶学および相転移の熱力学」松村晶（九大）
10:40-11:20	「Fe-Ni, Fe-Pd, Fe-Pt のL1₀相の相安定性、相平衡、相転移の理論」毛利哲雄¹、大野宗一²、陳　迎³（¹北大、²クラウスタール工科大学、³東大）
11:20-12:00	「L1₀規則合金の電子構造と磁気構造」佐久間昭正（東北大）
12:00-13:00	昼休み

座長：中村　敦（日立）

13:00-13:40	「L1₀型強磁性合金のシングルバリアント状態と結晶磁気異方性」深道和明（東北大多元研）
13:40-14:20	「L1₀ FePtナノ構造エピタキシャル薄膜の磁化過程」高梨弘毅（東北大金研）
14:20-14:30	休憩

座長：服部一博　（TDK）

14:30-15:10	「L1₀ FePtバルク・薄膜の微細構造と磁気特性」宝野和博、高橋有紀子（物質・材料研究機構）
15:10-15:50	「スプリングマグネットとしてのL1₀規則合金・薄膜」福永博俊、中野正基（長崎大）
15:50-16:30	「記録材料としてのL1₀規則合金」北上修、岡本聡（東北大多元研）

当学会では、研究会でのビデオ・写真撮影及び録音は遠慮いただいております。