「CPP-GMRの高MR化技術」 岩崎仁志(東芝)
200Gbit/inch2越の面記録密度を目指したCPP(Current Perpendicular to Plane)型GMRヘッドに必要な抵抗変化率の増大技術を紹介した。FeCo/Cu積層磁性材料により,従来型のCoFe/NiFeに比べて抵抗変化率を2〜3倍に,また,電流狭窄型の極薄酸化層をスペーサに挿入することにより10倍に増大可能であることが示された。
「マイクロマグネティックモデルを用いた垂直磁気記録・再生過程の計算」 吉田和悦(工学院大)
グラニュラ媒体,ハイブリッド媒体など4種類の垂直磁気記録媒体についてその記録特性をマイクロマグネティックシミュレーションにより比較,検討した。また,MR(Magneto-resistive)ヘッドの再生特性を媒体SUL(Soft Under Layer)の相互作用を含めて計算し,解析的手法との比較を試みた。