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18:15-21:00 |
媒体から見たポスト10 Gbits/inch2への可能性 |
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渕上祥児、金澤勝矢、青柳潤、 *Kochan Ju, *Yimin Hsu, *Yimin Guo (旭コマグ、*Headway Technologies) |
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福山宗克、福元康司、柴田拓二、斎藤憲男、早田裕(ソニー) |
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照沼幸一、宮内大助、川島宏明、酒井正則、松崎幹男(TDK) |
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12:20-12:50 |
垂直磁気記録による超10 Gbit/inch2へのアプローチ |
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園部義明、池田圭宏、内田博、豊岡孝資(日本IBM) |
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13:20-13:50 |
計算機シミュレーションによる垂直磁気記録の高密度化の検討 |
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14:00-15:30 |
ポスト10 Gbits/inch2を支えるヘッド技術とその展望 |
第1日目前半では超高密度HDDの各要素技術について展望 と課題が提示され, 後半では記録媒体の課題に絞りバネルディ スカッションがなされた.
まず, 超向密度HDDへのニーズからの要求として, HDDに 高密度化に併せ, 高速化, 小型化などをバランス良く実現させ ることが必要であるとの指摘があった(野田氏). 次いで20 Gbits/sqi HDDのR/W系モデルが提示され, 課題として新信 号処理方式の開発, スビンバルプによる再生ヘッドの高密度化 などが挙げられた(一井氏). 記録媒体では, ノイズ抑制のため には媒体結晶粒微小化が必要であるが, 熱的不安定性の検討が 必要な領域に達すること, この点で現在の長手記録に対し垂直 記録が有利であるとの指摘があった(二本氏・田上氏).ヘッド では再生用のMRヘッドは種々の欠点があるにもかかわらず, 低インダクタンスなど超高密度記録に不可欠な長所をもってお り, GMR効果を用いたスビンバルプヘッドは1O Gbits/sqi以 上の高密度に対応できるボテンシャルがあること、記録ヘッド は高Bs材料ホールにより高線記録密度化に対応する必要があ ること, 記録ヘッド再生ヘッドともサプミクロン対応の微細加 工技術が大きな課題であることが指補された(松崎氏).メカ・ サーボでは高密度のヘッド位置決め技術が課題であるがこの領 域の研究者, 技術者が不足していること, HDIの領技では低浮 上時の保護膜薄層化とスティクションを回費する技術賄発の必 要性が指摘された(植松氏).
第2日は講演とワークショップ形式の討論によりMRヘッ ド開発の現状と展望・および記録方式の枝村について議論され た.
高密度化に伴い, 狭トラック化, 低スベーシング化に適合し たMRヘッドが必要となる.媒体との接触によるサーマルナス ベリティの抑制に優れた効果を示すヘッド構成として, 2枚の MR素子で構成する DSMRヘッド(渕上氏), 狭トラックの形 成が容易なヘッドとして縦型MRヘッド(福山氏)の特性が紹 介された.超高密度の再生に対応できるヘッド構成として, 今 後さらにノンシールド型ヘッドも含め検討が進むことを期待し たい.高出力化に期してはスビンバルブ(SV)ヘッドが有望で ある.反強磁性膜としてNi0を用いたSVヘッド(鈴木氏)と FeMnを用いたSVヘッド(照沼氏)が紹介された.現状で1 umあたり400-500uVの出力が得られており, 軽高密度用 ヘッドとしてのボテンシャルが示された.
記録方式に閉して, 1OGbits/sqi以上超高密度の記録万式と して垂直記録によるマルチトラック並列記録の試み(村岡氏), MRヘッドによる垂直記録特性(園部氏), 数値計算による超高 密度垂直記録特性(吉田氏)が報告された.記録方式に関して は長手/垂直記録とも超高密度時の記録再生過程について, 今 後さらに検討が進むことを期待したい.第1日目前半では超高密度HDDの各要素技術について展望 と課題が提示され, 後半では記録媒体の課題に絞りバネルディ スカッションがなされた.
まず, 超向密度HDDへのニーズからの要求として, HDDに 高密度化に併せ, 高速化, 小型化などをバランス良く実現させ ることが必要であるとの指摘があった(野田氏). 次いで20 Gbits/sqi HDDのR/W系モデルが提示され, 課題として新信 号処理方式の開発, スビンバルプによる再生ヘッドの高密度化 などが挙げられた(一井氏). 記録媒体では, ノイズ抑制のため には媒体結晶粒微小化が必要であるが, 熱的不安定性の検討が 必要な領域に達すること, この点で現在の長手記録に対し垂直 記録が有利であるとの指摘があった(二本氏・田上氏).ヘッド では再生用のMRヘッドは種々の欠点があるにもかかわらず, 低インダクタンスなど超高密度記録に不可欠な長所をもってお り, GMR効果を用いたスビンバルプヘッドは1O Gbits/sqi以 上の高密度に対応できるボテンシャルがあること、記録ヘッド は高Bs材料ホールにより高線記録密度化に対応する必要があ ること, 記録ヘッド再生ヘッドともサプミクロン対応の微細加 工技術が大きな課題であることが指補された(松崎氏).メカ・ サーボでは高密度のヘッド位置決め技術が課題であるがこの領 域の研究者, 技術者が不足していること, HDIの領技では低浮 上時の保護膜薄層化とスティクションを回費する技術賄発の必 要性が指摘された(植松氏).
第2日は講演とワークショップ形式の討論によりMRヘッ ド開発の現状と展望・および記録方式の枝村について議論され た.
高密度化に伴い, 狭トラック化, 低スベーシング化に適合し たMRヘッドが必要となる.媒体との接触によるサーマルナス ベリティの抑制に優れた効果を示すヘッド構成として, 2枚の MR素子で構成する DSMRヘッド(渕上氏), 狭トラックの形 成が容易なヘッドとして縦型MRヘッド(福山氏)の特性が紹 介された.超高密度の再生に対応できるヘッド構成として, 今 後さらにノンシールド型ヘッドも含め検討が進むことを期待し たい.高出力化に期してはスビンバルブ(SV)ヘッドが有望で ある.反強磁性膜としてNi0を用いたSVヘッド(鈴木氏)と FeMnを用いたSVヘッド(照沼氏)が紹介された.現状で1 umあたり400-500uVの出力が得られており, 軽高密度用 ヘッドとしてのボテンシャルが示された.
記録方式に閉して, 1OGbits/sqi以上超高密度の記録万式と して垂直記録によるマルチトラック並列記録の試み(村岡氏), MRヘッドによる垂直記録特性(園部氏), 数値計算による超高 密度垂直記録特性(吉田氏)が報告された.記録方式に関して は長手/垂直記録とも超高密度時の記録再生過程について, 今 後さらに検討が進むことを期待したい.
(NEC:松寺久椎)
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