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日本応用磁気学会応用磁気セミナー報告
「スピンエレクトロニクス」
応用磁気学会では、毎年、応用磁気の基礎や最新の技術をわかりやすく解説する応用磁気セミナーを開催しています。本年は「スピンエレクトロニクス」を取り上げます。「スピンエレクトロニクス」は、高密度磁気記録、固体磁気メモリ、光学デバイスなどへの応用をはじめ、次世代のスピンデバイスの構築という観点から基礎研究の領域においても研究領域がますます広がりつつあります。伝導を担う電子の電荷に加え、スピンの自由度が本質的に新しい役割を果たす現象の例として、トンネル磁気抵抗効果とその高密度磁気記録や固体磁気メモリへの応用があり、また半導体の分野では,最近,希薄磁性半導体やその超構造,磁性体/半導体ヘテロ構造の製作が可能となり,キャリアと磁性イオン間の交換相互作用を利用して電子,光,磁気を融合した新しいデバイスを創成する可能性が開けてきました。
本セミナーでは、スピンの担う役割を基本的なところから理解出来るよう講師の先生方に解説して頂き、スピンエレクトロニクス分野にあらたに興味を持って頂くと同時に、既にこの分野に携わる方々や関心をお持ちの方々にもあらたな物質の開発や新しいタイプのデバイスの開発にお役に立てて頂けるよう、多くの方の参加をお待ちしております。
日時:
2003年3月7日(金)
協賛:
応用物理学会,電気学会,電子情報通信学会,日本金属学会,日本物理学会
場所:
中央大学駿河台記念館610号室
(〒101-8324 東京都千代田区神田駿河台3-11 Tel: 03-3292-3111)
参加費:
正会員および協賛学会員 10,000円,学生会員3,000円,非会員 20,000円(消費税込み)
テキスト代を含みます(テキストは事前に送付します)。
定員:
100名
申込方法:
申込書
に記入しE-Mailに添付するか、またはFaxで下記に送付してください。
(申込は定員になり次第締め切らせていただきます)
日本応用磁気学会事務局
E-Mail :
msj@bj.wakwak.com
Fax :03-5281-0107
払い込み方法:
参加費は2003年2月20日までに次のいずれかの方法でお支払い下さい。
(一度受け付けた参加費は返却できませんのでご承知願います。)
1. 銀行振込(東京三菱銀行 日本橋支店(店番020)普通1062380)
2. 郵便振替(00100-1-63028)
3. 現金書留
お支払いの際は,どなたの参加費かを明記願います。銀行振込の場合は電話でお知らせ下さい。
プログラム:
会場受付
9:00-9:30
開会の挨拶・・・・・大谷 義近 (理研フロンティア)
9:30-9:35
スピン依存散乱の機構・・・・・佐久間昭正 (日立金属)
9:35-10:35
スピン注入・拡散の機構・・・・・今村 裕志 (東北大)
10:35-11:35
< 昼 食 >
12:30-13:30
磁性半導体中の光励起スピンの運動・・・・・秋本 良一 (産総研)
12:45-13:45
トンネル磁気抵抗効果の新展開・・・・・湯浅 新治 (産総研)
13:45-14:45
磁性半導体の最近の研究・・・・・宗片 比呂男 (東工大)
14:45-15:45
まとめ・・・・・浅野 秀文 (名大)
15:45-16:00
オーガナイザ:大谷義近 (理研フロンティア),浅野秀文(名大),小佐野浩一(松下),岡部明彦(ソニー),中野正基(長崎大)
当学会では,セミナーでのビデオ・写真撮影及び録音を遠慮いただいております。