専門研究会



    第45回 日本応用磁気学会光スピニクス専門研究会

    テーマ:非線形磁気光学の最新の話題
    日 時:2002年4月25日(木)14:00
    場 所:東京工業大学百年記念館第一会議室
    (大井町線・目黒線 大岡山下車 徒歩3分)地図参照
    参加費:無料
    オーガナイザ:佐藤勝昭
     非線形磁気光学効果は、新しい物性観察手段として注目を集めていますが、ごく最近になり、分子性強磁性体やフォトニック結晶などで、新たな展開を見せつつあります。今回の専門研究会では、東大の橋本グループと豊橋技科大の井上グループから最新の展開について話題提供を頂くことになりました。万障繰り合わせ、ご参加下さい。

    −−−−−−−−−−プログラム−−−−−−−−−−−
    14:00-15:00分子性強磁性体および磁性金属酸化物における磁化誘起第二高調波および第三高調波発生(MSHG, MTHG)
    ○大越慎一、橋本和仁(東大)
    << 内容 >>
    本研究では、分子性強磁性体の一種であるプルシアンブルー類似体を電気化学的に合成したFe(II)xCr(II)1-x[Cr(III)(CN)6]強磁性体薄膜およびPLZT-BiFeO3系強誘電-強磁性体において、透過モードでの第二高調波発生(SHG)および磁化誘起第二高調波発生(MSHG)を観測することができた。このようなバルクからのMSHGの例は少なく、基礎的にも応用的にも興味が持たれる。また、Bi:YIG系を用いて磁化誘起第三高調波発生を初めて観測することができたのであわせて報告する。
    15:15-16:15 最近の非線型磁気光学に関する話題
    ○オレグ アクチペトロフ(豊橋技科大, モスクワ大)、井上光輝(豊橋技科大, スタンフォード大, JST-CREST)