専門研究会


    第43回 日本応用磁気学会光スピニクス専門研究会
    「X線磁気光学顕微鏡」

     今回の研究会は、最近急速に発展した放射光を利用したX線顕微鏡による磁性体の研究に関する講演を2件企画しました。1つは、阪大のグループによるPEEMS(光電子顕微鏡)とXMCD(X線吸収の磁気円二色性)を組み合わせた新しいタイプの顕微鏡による磁性体磁区の挙動の観察、もう1つは、ドイツのグループと名古屋大学・三洋電機の共同研究で、TbFeCo系光磁気記録媒体に熱磁気記録した微小磁区を,高分解能M-TXMを用いて観察した結果、磁区長50nmまでの連続磁区が記録可能であることを確認したという報告です。放射光を用いた先端技術の磁気記録技術への応用として注目されます。多数の参加をお待ちしています。


    日 時:平成13年10月26日(金)   14:00-17:00
    場 所:東工大(大岡山) 工学部会議室本館2階27号室
    (大井町線・目黒線 大岡山下車 徒歩3分)
    地図参照(http://www.titech.ac.jp/maps/ookayama/campusO-j.html
    参加費:無料
    オーガナイザ:佐藤勝昭(農工大)、岩崎 洋(ソニー)
    問い合わせ:農工大 佐藤勝昭  E-mail: satokats@cc.tuat.ac.jp

    −−−−−−−−−−プログラム−−−−−−−−−−−

    14:00−15:00 「PEEMS-XMCD顕微鏡による準安定磁区構造の観察」(仮題)
    今田 真、菅 滋正(阪大)
    15:00−15:30 休憩
    15:30−16:30 「高分解能磁気X線顕微鏡による光磁気記録媒体の記録磁区観察」
    高木 直之(三洋電機)、P. Fischer(Univ. Wurzburg)、綱島 滋( 名大)
    16:30−17:00 総合討論