第32回光スピニクス専門研究会報告
日 時: | 2000年3月7日 14:00〜17:00 |
場 所: | 東京農工大学工学部10号館4階物理システム会議室 |
参加者: | 30名 |
講演題目:
1)"Spin Structure and Optics" | Joachim Schoenes (Tech. Univ. Brauschweig, Germany) |
2) "Nonlinear Magneto-optical Investigations of Magnetic Nanostructures" | Theo Rasing (Research Inst. Materials, Univ. Nijmegen, The Netherlands) |
磁気光学研究の権威であるドイツのJoachim Schoenes教授と、非線形磁気光
学効果の中心的存在であるオランダのTheo Rasing 教授が、仙台で開催された
International Symposium on Nanoscale Magnetism and Transportの招待講演
者として来日された機会に、光スピニクス専門研究会で講演をしていただい
た。Schoenes教授は自然に存在する磁性体のミクロレベルの複雑な磁気構造を
磁気光学スペクトルにもとづいて解析できることを明らかにした。一方、
Rasing教授は非線形磁気光学効果の原理からスタートして、人工格子や磁性ナ
ノ構造の界面の結晶的な構造や磁気構造に関するどのような情報が得られるか
について最新の情報を明らかにした。
(農工大 佐藤勝昭)