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(平成23年4月1日〜平成24年3月31日)
- I 事 業
本年度の学術講演会、研究会、講習会、専門研究会、学会誌発行、表彰、国内外関連機関との交流等の各事業は次の計画により行う。
1.研究発表会、講演会等の開催(定款4条1号)
- 1.1 学術講演会
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磁気に関する基礎から応用までの全般にわたる研究成果の発表・討論の場として学術講演会を年度内に1回開催する。
本年度は平成23年9月27日(火)から30日(金)まで朱鷺メッセ(新潟県)において第35回日本磁気学会学術講演会を開催する。本年度の学術講演会は、これまでと同様に国内外の新しい磁気に関する研究成果をもれなく集め、約80セッションを設け約500篇の講演論文を集めて行う予定。
- 1.2 研究会
- 新しくまた興味深い応用磁気を主題とした研究会を、年に6回を原則として定期的に開催する。本年度の研究会の開催計画は次のとおりである。
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開催期日
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研究会の主題(仮題)
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第178回
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平成23年 5月
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磁気の歴史と新展開 |
第179回
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平成23年 7月
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磁性流体:発明から半世紀、そして次の半世紀 |
第180回
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平成23年10月
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メタマテリアル |
第181回
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平成23年12月
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量子コンピューティング・量子通信 |
第182回
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平成24年 1月
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光が拓く新しい磁気の世界 |
第183回
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平成24年 3月
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ダイナミクスと磁気緩和 |
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- 1.3 講習会、公開講座
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- 「日本磁気学会初等磁気工学講座」と「日本磁気学会サマースクール」を開催する。
- 青少年を対象に、磁気に関する啓蒙的講座を年2回開催する。
- 1.4 専門研究会
- ナノマグネティックス専門研究会、ナノバイオ磁気工学専門研究会、化合物新磁性材料専門研究会、光機能磁性デバイス・材料専門研究会、スピンエレクトロニクス専門研究会および強磁場応用専門研究会を平成22年度に引き続き、それぞれ年数回開催する。
- 2.学会誌、その他の図書の刊行(定款4条2号)
- 2.1 学会誌および会報の発行
- 論文誌「Journal of the Magnetics society of Japan」を、平成23年度内にVol.35, No.3(通巻第249号)からVol.36, No.2(通巻第254号)まで隔月で、年度内6回発行する。また会報「まぐね」を平成23年度内にVol.6, No.2(通巻第63号)よりVol.7, No.1(通巻第68号)まで隔月で、年度内6回発行する。「Journal of the Magnetics society of Japan」は日本語ならびに英語の原著論文に加えて、レビュー論文を掲載し、「まぐね」は特集記事を中心に、連載講座、解説、トピックス、特別企画など磁気分野の最新情報の発信源とする。
- 2.2 出版活動の推進
- 企画委員会、編集委員会が連携して出版WGを組織し、出版事業を推進する。平成23年度は、磁気便覧刊行に向けて、原稿のチェック等を編集委員会で行う。その他についても原稿収集・刊行の手続きを進める。
- 2.3
- Journal of the Magnetics Society of Japanのサプリメントとして発行された国際会議論文の電子ジャーナル化PMRCなどのサプリメント論文の電子ジャーナル化を進め、過去の国際会議等の論文をデータベース化する。
- 2.4 Journal of the Magnetics Society of Japanの機関購読の拡大
- Journal of the Magnetics Society of Japanのcitation向上を目的に、大学、公的研究機関を対象として定期購読できる機関購読の拡大を継続して図る。また、機関購読募集の案内を学会HPに掲載する。
- 2.5 ICAUMS2012に向けたサポート
- 2012年に日本で開催予定のICAUMS2012について、準備委員会傘下のもと、論文投稿・査読・発行に関する一連の業務の準備を行う。
- 2.6 その他
- 2010年4月にISI登録申請するも不受理となり、他紙におけるJMSJ論文の引用件数増大に向けて、会員への協力依頼を継続して行う。なお、2012年3月までに再申請する。
- 3.研究及び調査の実施(定款4条3号)
- 3.1 電子化の推進
- 会員サービスの拡大のための技術情報サービスやメールマガジンの充実を図る。
- 3.2 会員獲得のための広報活動強化
- 各種会合,講演会,展示会などにおける学会広報活動を強化し,ポスターや入会案内パンフレットなどによる会員入会勧誘を積極的に推進する。
- 3.3 ホームページの充実
- 磁気学会ホームページをNIIから,国際文献社のサーバに移行する。また,磁気学会ホームページのQ&Aなどのコンテンツの充実や広告掲載などにより広告収入の増加を図る。
- 4.研究の奨励及び研究業績の表彰(定款4条4号)
- 本年度は学会賞、業績賞、優秀研究賞、論文賞、学術奨励賞(内山賞)、学生講演賞(桜井講演賞)、技術功労賞、新技術・新製品賞、および出版賞の表彰を行う。
- 5.内外の関連学協会との連絡及び協力(定款4条5号)
- 米国電気電子学会(IEEE)のMagnetics Society、韓国磁気学会(KMS)、台湾磁気技術協会(TAMT)、ロシア磁気学会および中国、英国、ドイツ、フランス等、国内外の関連学会団体と相互協力および情報交換を行う。国際化委員会では、Asian Union of Magnetics Societies (AUMS) (日本、韓国、中国、台湾)を 母体に、アジアでの協調体制確立に努め、第2回ICAUMS(AUMS主催の国際会議)日本開催のための 準備を進める。
- II 会 議
- この年度に開催する主要な会議である総会、理事会および顧問会は次により実施する。
- 1. 総会
- 本年度の通常総会は平成23年5月20日(金)に開催し、平成22年度事業報告および収支決算、平成23年度事業計画および収支予算、定款変更、などについて審議・議決する。
- 2. 理事会
- 本年度の理事会は、原則として6回開催し、総会および顧問会への提出議案の作成、総会での決定事項の実施、会務の整備、各事業の充実等について審議する。
- 3. 顧問会
- 顧問会は、学術講演会開催時に開催し、学会の諸活動に関して会長および理事会に意見を具申する。
- 4. その他
- 名誉会員および賛助会員の学会活動に対する意見を集めるため、名誉会員懇談会および賛助会員懇談会をそれぞれ年1回開催する。
- III 公益法人制度改革について
- 公益社団法人の認定を目指し公益認定申請手続きを進め、公益認定員会との連絡を密にし、最終的な修正申請を提出し、4月28日に公益認定された。
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