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(平成20年4月1日〜平成21年3月31日)
T 事業の状況
1.研究発表会、講演会等の開催(定款4条1号)
- 1.1 第32回日本磁気学会学術講演会
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期 日 |
: |
平成20年9月12日(金)〜9月15日(月) |
会 場 |
: |
東北学院大学(宮城県多賀城市) |
実行委員長 |
: |
高橋 研 (東北大学) |
講演件数 |
: |
411件 |
セッション数 |
: |
73 |
参加者 |
: |
832名 |
- 1.2 研究会
- 第160回から165回までの6回の研究会を下記の通り開催した。
1) |
第160回 「中性子による磁性研究の最近の展開とJ-PARC大強度中性子源の実現による今後の展望」
期日:平成20年5月16日(金)
会場:中央大学駿河台記念館(東京都)
参加者:27名
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2) |
第161回 「光と磁気が織りなす現象の新展開」
期日:平成20年7月14日(月)
会場:中央大学駿河台記念館(東京都)
参加者:73名
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3) |
第162回 「ベクトル磁気特性技術が拓く次世代電磁力応用機器」
期日:平成20年10月30日(木)
会場:機械振興会館(東京都)
参加者:33名
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4) |
第163回 「ハード・ソフト磁性材料における高性能化とナノ組織制御技術」
期日:平成20年12月4日(木)
会場:中央大学駿河台記念館(東京都)
参加者:46名
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5) |
第164回 「磁性ナノ粒子の検出とバイオメディカル応用」
期日:平成21年2月3日(火)
会場:東京工業大学大岡山キャンパス(東京都)
参加者:41名
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6) |
第165回 「極限状態の磁気ストレージ」(超テラビット記録への挑戦)
期日:平成21年3月13日(金)
会場:中央大学駿河台記念館(東京都)
参加者:75名
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- 1.3 講習会
- 昨年度に引き続き初等磁気工学講座、サマースクール、公開講演会を開催した。
第13回初等磁気工学講座
期日:平成20年7月15日(火)
会場:日立金属 和彊(わきょう)館 (東京都)
参加者:50名
第32回MSJサマースクール「応用磁気の基礎」
期日:平成20年7月16日(水)〜7月17日(金)
会場:日立金属 和彊館(東京都)
参加者:76名
第7回公開講座「磁石の不思議な世界−聞いて、さわって、体験しよう−」
期日:平成20年9月15日(日)
会場:東北学院大学(宮城県多賀城市)
参加者:児童65名
第8回公開講座「磁石の不思議な世界−聞いて、さわって、体験しよう−」
期日:平成21年3月15日(日)
会場:(独)産業技術総合研究所(茨城県つくば市)
参加者:児童44名
- 1.4 専門研究会
- 本年度はナノマグネティックス専門研究会、ハイブリッド記録専門研究会、スピンエレクトロニクス専門研究会、化合物新磁性材料専門研究会、ナノバイオ磁気工学専門研究会および強磁場応用専門研究会を下記の通り開催した。
1) ナノマグネティックス専門研究会
回 数 |
期 日 |
会 場 |
参加者 |
第24回 |
平成20年5月30日 |
中央大学駿河台記念館 |
20名 |
第25回 |
平成20年7月18日 |
中央大学駿河台記念館 |
24名 |
第26回 |
平成20年10月3日 |
日本大学駿河台校舎 |
28名 |
第27回 |
平成20年12月12日 |
日本大学駿河台校舎 |
31名 |
第28回 |
平成21年3月13日 |
中央大学駿河台記念館 |
75名 |
2) ハイブリッド記録専門研究会
回 数 |
期 日 |
会 場 |
参加者 |
第25回 |
平成20年7月4日 |
化学会館 |
21名 |
3) スピンエレクトロニクス専門研究会
回 数 |
期 日 |
会 場 |
参加者 |
第21回 |
平成20年7月14日 |
中央大学駿河台記念館 |
73名 |
第22回 |
平成20年9月12日 |
東北学院大学 |
150名 |
第23回 |
平成20年12月8日 |
京都大学・時計台記念館 |
21名 |
第24回 |
平成21年1月16日 |
名古屋大学 |
51名 |
第25回 |
平成21年3月18日 |
中央大学駿河台記念館 |
45名 |
4) 化合物新磁性材料専門研究会
回 数 |
期 日 |
会 場 |
参加者 |
第29回 |
平成20年5月16日 |
中央大学駿河台記念館 |
38名 |
第30回 |
平成20年10月30日 |
青山学院大学 |
19名 |
第31回 |
平成20年12月19日 |
青山学院大学 |
25名 |
第32回 |
平成21年3月6日 |
早稲田大学大久保キャンパス |
28名 |
5) ナノバイオ磁気工学専門研究会
回 数 |
期 日 |
会 場 |
参加者 |
第25回 |
平成20年5月30日 |
東京工業大学 |
31名 |
第26回 |
平成20年7月25日 |
東京工業大学 |
25名 |
第27回 |
平成20年9月24日 |
東京工業大学 |
33名 |
第28回 |
平成20年12月5日 |
東京工業大学 |
25名 |
第29回 |
平成21年 2月3日 |
東京工業大学 |
41名 |
6) 強磁場応用専門研究会
回 数 |
期 日 |
会 場 |
参加者 |
第1回 |
平成20年9月13日 |
東北学院大学 |
30名 |
第2回 |
平成20年10月2日 |
弘前大学 |
80名 |
第3回 |
平成20年11月10日 |
信州大学 |
30名 |
第4回 |
平成21年1月28日 |
東京大学 |
30名 |
第5回 |
平成21年3月27日 |
埼玉産業技術総合センター |
6名 |
- 1.5 国際会議の主催、共催
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下記の会合を主催または共同主催した(開催日順)
- International Symposium on Optical Memory and Optical Data Storage(ISOM/ODS '08)
日時:平成20年7月13日〜17日、場所:ハワイ
- 5th Asia Forum
日時:平成20年10月16日〜19日、場所:北京 韓国磁気学会、台湾磁性技術協会および本学会の代表者会合にて、アジア磁気学会連合(Asian Union of Magnetics Society: AUMS)を2009年1月1日より発足させることを決定した。
- AUMS 1st Forum & Council Meeting
日時:平成20年3月24日 、場所:仙台
- 2. 学会誌、その他の図書の刊行(定款4条2号)
会誌Journal of the Magnetics Society of Japanを32巻3号より6号まで4回、33巻1号より2号まで2回の計6回、また会報誌「まぐね」を3巻4号より4巻3号まで12回発行した。Journal of the Magnetics Society of Japanは論文に特化し、和文および英文論文を掲載した。「まぐね」は論説、解説、特集記事、連載講座など寄稿記事を中心に編集した。
1)会誌「Journal of the Magnetics Society of Japan」
20年1月より名称変更して Journal of the Magnetics Society of Japan
巻―号 |
発行年月日 |
内 容(詳細は各号の目次参照) |
32-3 |
20.5.1 |
論文53件、総ページ数260 |
32-4 |
20.7.1 |
論文13件、総ページ数50 |
32-5 |
20.9.1 |
論文7件、総ページ数29 |
32-6 |
20.11.1 |
論文6件、総ページ数24 |
33-1 |
21.1.1 |
論文5件、総ページ数29 |
33-2 |
21.3.1 |
論文28件、総ページ数123 |
2)会報誌「まぐね」
巻―号 |
発行年月日 |
内 容(詳細は各号の目次参照) |
3−4 |
20−4−1 |
論説「私の研究歴」(鹿又 武)特集「酸化物を用いた磁性薄膜の最前線」解説3件、連載講座1件、総ページ数29
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3−5 |
20−5−1 |
論説「企業が研究開発に求める人材」(大森賢次)特集「スピントロニクスの歴史と展望」序文2件解説2件、連載講座1件、総ページ数30
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3−6 |
20−6−1 |
論説「パワエレとパワーマグ」(一ノ倉 理)特集「遷移金属-貴金属系規則合金薄膜の構造と磁性,新たな応用」解説2件、トピックス2件連載講座1件、総ページ数42
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3−7 |
20−7−1 |
論説「技術開発における「死の谷」の解消に向けて」(林 眞琴)、特集「地球環境と磁気」解説4件、連載講座1件、総ページ数47
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3−8 |
20−8−1 |
論説「研究する動機について」(小林久理眞)特集「バルク磁性材料の現状」解説4件連載講座1件、総ページ数39
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3−9 |
20−9−1 |
特別記事「日本磁気学会の財務状況について-学会のさらなる発展のために-」(逢坂哲彌、鈴木義茂、吉沢克仁)特集「電磁界の生体影響‐最新の知見とガイドライン-」解説4件、トピックス1件、連載講座1件総ページ数45
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3−10 |
20−10−1 |
論説「磁気計測による材料劣化の非破壊評価」(荒 克之)、特集「物理からデバイスまでさまざまな分野で活躍する垂直磁化膜」解説1件、トピックス3件、連載講座1件、総ページ数38
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3−11 |
20−11−1 |
論説「希土類磁石と多軸思考」(下田達也)特集「磁気関連デバイスの業界動向」解説4件連載講座1件、総ページ数56
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3−12 |
20−12−1 |
論説「マグネティックス研究の思い出」(二宮 保)特集「磁気解析におけるシミュレーション手法とその応用」、解説2件、トピックス2件、連載講座1件、総ページ数52
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4−1 |
21−1−1 |
論説「技術の面白さが見えない」(本多直樹)特集「中性子を利用した磁性研究の最前線」解説3件、トピックス2件、連載講座1件、総ページ数52
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4−2 |
21−2−1 |
論説「磁気工学と低温工学の協創」(太田憲雄)特集「スピン流に付随した新現象と応用」解説2件、トピックス2件、連載講座 1件、総ページ数38
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4−3 |
21−3−1 |
論説「磁気記録の研究開発と産学官連携の推進について」(三浦義正)、特集 「平成20年度日本磁気学会受賞者論文」解説5件、連載講座 1件、総ページ数54
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3)図書出版
出版ワーキンググループにより、教科書シリーズの第1冊目「磁気工学入門」を刊行した。さらに教科書シリーズ、参考書シリーズおよびハンドブック刊行へ活動を進めた。また、理事が編集委員となり、磁気便覧の刊行への検討を進めた。
- 3.研究及び調査の実施(定款4条3号)
-
会員サービスの向上のため、インターネットを用いた情報サービスの充実を図った。
1)メールマガジンの発行
Eメールを通じて本学会が開催する研究会、講習会の案内、
人事公募等会員にとって有意義な情報を毎月1回発行した。今年度は平成20年4月より12回発行した
2)技術情報サービスの発行
Eメールを通じて磁気にまつわる様々な最新情報を紹介するサービスを毎月1回を原則に発行した。今年度は平成20年4月より12回発行した。
- 4.研究の奨励及び研究業績の表彰(定款4条4号)
平成20年度学会賞、業績賞、優秀研究賞、論文賞、出版賞、学術奨励賞、技術功労賞および学生講演賞の表彰を下記の通り行った。
(学会賞・業績賞・優秀研究賞:上野照剛委員長、出版賞・論文賞・学術奨励賞:二本正昭委員長、学生講演賞・技術功労賞・新技術・新製品賞:神保睦子委員長)
学会賞
- 三浦義正(信州大学)「高密度磁気記録の研究、実用化および産官学連携の推進」
業績賞
- 太田憲雄(日立マクセル)「熱磁気記録の基礎物性探求と超高密度デバイス実証」
- 山崎二郎(九州工業大学)「磁区構造解析に基づく高機能磁性材料の開発」
優秀研究賞
- 大澤壽(愛媛大学)「PRMLの提案と高密度ストレージ信号処理の研究」
- 宝野和博(物質・材料研究機構)「磁性材料の微細構造と磁気特性との相関関係の評価・分析」
- 山崎慶太(竹中工務店)「環境および振動に起因する磁気ノイズの予測・低減技術の開発とシールドルーム・建築構造物の三次元磁界解析技術の確立」
論文賞
- 「Co2MnSiを用いた強磁性トンネル接合における極高スピン分極率の実現」桜庭 裕弥,服部 正志,大兼 幹彦,久保田 均,安藤 康夫,佐久間 昭正,Telling N.D.,Hicken Robert,宮崎 照宣,Keatley P.,van der Laan G.,Arenholz E.,中村 元・廣田晃一・美濃輪武久・本島正勝
J.Magn.Soc.Jpn Vol.31 , No.4 pp.338-343
- 「3相一体構造可変インダクタの基礎特性」中村 健二,久田 周平,大日向 敬,有松 健司,佐藤 佳彦,一ノ倉 理
J.Magn.Soc.Jpn Vol.32 , No.1 pp.419-423
- 「アナログフィードバックを併用したデジタルFLL回路の開発」小山 大介,小林 宏一郎,吉澤 正人,内川 義則,Hattersley Simon,Pankhurst Quentin
J.Magn.Soc.Jpn Vol.32 ,No2-1 pp.92-96
学術奨励賞
- 磁気記録:村田 剛史(茨城大学)
- 磁性体物理・超伝導分野:小峰 啓史(茨城大学)
- スピンエレクトロニクス分野:青木 達也(東北大学)
- 高周波・計測分野:Tuty Rahiza(和歌山大学)、水田 創(信州大学)
出版賞
- 志賀雅幸「磁性入門 スピンから磁石まで」(株)内田老鶴圃
新技術・新製品賞
- 「電波暗室用高性能電波吸収フェライト材料」三吉康晴、多田智之、伊藤進朗(日立金属)
- 5.内外の関連学協会との連絡及び協力(定款4条5号)
下記の会合を共催した。
1)PF研究会「磁気イメージングの新展開」 平成20年9月29日
高エネルギー加速器研究機構4号館1階セミナーホール
高エネルギー加速器研究機構放射光科学研究施設
2)平成20年度磁性流体連合講演会 平成20年12月12日〜13日
同志社大学田辺キャンパス 磁性流体研究連絡会
下記の会合を協賛または後援した(開催日順)
1)第7回偏極中性子国際会議(PNCMI平成20/QuBS平成20) 平成20年9月1日〜5日
テクノ交流館リコッティ(東海村) 日本原子力研究開発機構
2)平成20年度マイクロメカトロニクス学術講演会 平成20年9月5日
中央大学理工学部校舎(後楽園キャンパス) 社団法人 日本時計学会
3)第33回結晶成長討論会(通称:方談会) 平成20年9月11日〜13日
ホテル佐勘コンベンションホール(札幌) 日本結晶成長学会
4)平成20年度放射光利用研究基礎講習会 平成20年9月11日
高エネルギー加速器研究機構、4号館1階セミナー PF懇談会
5)トライボロジー会議平成20秋 名古屋 平成20年9月16日
名城大学天白キャンパス共通講義棟北館 社団法人 日本トライボロジー学会
6)第3回日本磁気科学会年次大会 平成20年10月1日〜2日
弘前大学 日本磁気科学会
7)第18回RCJ信頼性シンポジウム 平成20年10月30日〜31日
東京都大田区『産業プラザ(PIO)』 財団法人 日本電子部品信頼性センター
8)平成20秋季研究会「太陽電池の現状と今後の展望」 平成20年11月7日
中央大学理工学部2号館5階2526号室 社団法人 日本時計学会
9)日本希土類学会第26回講演会 平成20年11月14日
ニチイ学館神戸ポートアイランドセンター 日本希土類学会
10)第37回薄膜・表面物理基礎講座(平成20年) 平成20年11月21日〜22日
早稲田大学理工学術院(大久保キャンパス/理工メディアセンター63号館3階C教室)
社団法人 応用物理学会薄膜・表面物理分科会
11)第17回ポリマー材料フォーラム 平成20年11月27日〜28日
広島国際会議場(広島市中区中島町) 社団法人 高分子学会
12)日本金属学会分科会シンポジウム
「スピントロニクス・ナノ磁性材料の進展と将来展望」 平成21年1月6日
東北大学金属材料研究所2号1階「講堂」 社団法人 日本金属学会
13)シンポジウム「モバイル09」 平成21年3月17日〜18日
キャンパスプラザ京都 特定非営利活動法人モバイル学会
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