第198回研究会/第61回ナノマグネティックス専門研究会
「スピントルクと次世代の磁気記録への展開」
スピン分極した電流が生み出すトルクにより,巨視的な磁化を制御する手法が急速に進展してきました。その中のひとつに,スピントルクにより磁性体をGHz帯で発振させるスピントルクオシレータが挙げられます。スピントルクオシレータの動作周波数は強磁性体の共鳴条件で決定され,磁場や電流などの外部要因により制御可能であるという特徴があります。最近では,マイクロ波アシスト磁気記録の高周波磁場発生源あるいはHDDの読み取りヘッドとしてとしての利用が提案されるなど,その応用先にも広がりがみられています。本研究会では,スピントルクオシレータの基礎から応用,さらにはその周辺分野も含め,最先端で活躍されている研究者を講師にお招きし,研究会を開催いたします。多くの方のご参加をお待ちしております。
- 日時:
- 2014年11月21日(金)13:30 ~ 16:45
- 場所:
- 中央大学駿河台記念館 330号室(東京都千代田区神田駿河台3-11-5)
TEL:03-3292-3111 (記念館事務室)
URL:http://www.chuo-u.ac.jp/chuo-u/access/access_surugadai_j.html - 参加費:
- 無料(研究会資料予約購読者,学生)
2,000円(会員,協賛会員)
4,000円(非会員) - 資料代:
- 1,000円(会員,協賛会員,非会員,学生)
- 協賛:
- 応用物理学会,電気学会,日本物理学会,IEEE Mag. Soc. Japan Chapter, IDEMA JAPAN
- 問合せ先:
- 日本磁気学会事務局 TEL:03-5281-0106
URL:https://www.magnetics.jp/event/research/topical_198/ - オーガナイザ:
- 岩田 聡(名大),菊池伸明(東北大),塚本 新(日大)
プログラム:
座長:塚本 新(日大)
- 13:30 – 14:15
- 「スピントルクによる自励発振の物理」
○今村裕志,荒井礼子(産総研) - 14:15 – 15:00
- 「スピントルクによるナノ磁性体の高周波スピンダイナミクス」
○三輪真嗣,鈴木義茂(阪大) - 休憩(15分)
座長:菊池伸明(東北大)
- 15:15 – 16:00
- 「高周波磁界発生デバイスとしてのスピントルクオシレータ
-マイクロ波アシスト記録の要-」
○五十嵐 万壽和1,城石芳博2 (1HGST,2日立) - 16:00 – 16:45
- 「スピントルク発振素子を利用した磁化方向の共鳴読み出し」
○首藤浩文,永澤鶴美,工藤 究,水島公一,佐藤利江(東芝)
当学会では,研究会でのビデオ・写真撮影および録音はご遠慮いただいております。