第5回MSJ講習会
脳磁計測装置の50年~SQUID脳磁計からOPM脳磁計まで~

生体磁気計測の研究が本格的に行われるようになったのは、J. Zimmerman等によって開発されたSQUID磁力計を用いて、D. Cohen等が実験を行うようになった1970年代からです。それから約50年が経過し、最近では、光ポンピング磁力計(OPM)やスピントロニクス磁気センサなどを用いた、室温動作可能な生体磁気計測装置の開発が進んでいます。特に、室温動作の脳磁計は、非侵襲でかつ高い空間分解能と時間分解能を兼ね備えており、ブレインマシンインターフェース (BMI) や、ブレインコンピュータインターフェース (BCI) 等のインパクトの大きな応用が期待されています。本講習会では、SQUID脳磁計の開発過程で蓄積された数多の工夫をその歴史から学び、さらに最新の室温動作磁気センサとして注目を集めているOPMの基礎と最近のOPM脳磁計測の現状、将来展望について学ぶ機会を提供します。多くの聴講者のご参加をお待ちしております。

日時:
2024年12月17日(火) 9:00~16:10
会場:
Web開催 (Zoom)
会場URL等は参加費の振込確認後、電子メールにてご連絡いたします。
協賛:
日本生体磁気学会、応用物理学会、電気学会、日本金属学会
参加登録:
申込フォーム
問い合わせ先:
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台1-8-11 東京YWCA会館207号室
(公社)日本磁気学会
Tel:03-5281-0106, Fax:03-5281-0107
E-mail:msj@bj.wakwak.com
プログラム

9:00~10:30
SQUID磁力計およびSQUID脳磁計による脳磁計測の基礎(前半)

横澤宏一(北大)

休憩(10分)

10:40~12:10
SQUID磁力計およびSQUID脳磁計による脳磁計測の基礎(後半)

横澤宏一 (北大)

休憩(50分)

13:00~14:30
OPMの基礎とOPM脳磁計による脳磁計測の現状と展望(前半)

小林哲生 (京大)

休憩(10分)

14:40~16:10
OPMの基礎とOPM脳磁計による脳磁計測の現状と展望(後半)

小林哲生 (京大)

チーフオーガナイザー:
大兼幹彦(東北大)
オーガナイザー:
水口将輝(名大), 岡田泰行(三菱電機), 羽尻哲也(村田製作所), 山野井一人(慶大)

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