磁性人工構造膜の物性と機能専門研究会

 本専門研究会の前身である“磁性多層膜の新しい機能専門研究会”は,平成5年11月の準備委員会の設置に続き,平成6年度から正式に発足し,毎回多数の参加者により活発な質疑・討論を行なってきました.
 この間,磁性多層膜の応用が進み,この2年間でも,磁気超解像光記録媒体の実用化,スピンバルブヘッドを搭載したハードディスクドライブの本格出荷など応用面では著しい進展が見られます.また,磁性層間のスピン偏極トンネル効果を利用する磁気抵抗効果デバイスについても研究開発が進み,磁気ヘッドや,今後大きな発展が期待される固体磁気メモリ(MRAM) への応用の可能性が高くなっています.これらの応用では,磁性膜を多層化するのみではなく,面内方向においても微細な加工が必要であり,膜厚,面内両方向における微細な人工構造における物性の解明と機能の向上が急務です.
 そこで多層膜とその微細加工膜を包括した磁性膜の物性と機能を研究討論する場として,“磁性人工構造膜の物性と機能専門研究会”を新規に発足させ,今後の研究開発の芽となり問題を基礎研究者とともに議論したいと考えます.
 皆様の積極的な参加をお待ちしております.(2000年4月1日)

代表世話人
464-8603 名古屋市千種区不老町
名古屋大学大学院工学研究科
 電子工学専攻
 綱島 滋
phone: 052-789-3639
facsimile: 052-789-3153
E-mail: tsunashi_at_nuee.nagoya-u.ac.jp(_at_ は @ にしてご使用ください。)

*磁性人工構造膜の物性と機能専門研究会では,開催の案内を電子メールで個別に
お送りしています.ご希望の方は,
藤原裕司 (三重大) E-mail: fujiwara_at_phen.mie-u.ac.jp(_at_ は @ にしてご使用ください。)
までお知らせ下さい.