日本磁気学会とは

日本磁気学会は磁気の基礎的理論から磁気工学の最先端にいたるまで幅広い分野を扱う先進的な学会です。
主要な研究分野・テーマ

 ここでは,産・学・官における理学と工学の研究者が互いに協力・融合し,活発な学会活動を行なっています。明日の磁気科学を築き,その成果を世界へ還元することが私たちの学会の使命です。

 本学会の前身である「日本応用磁気学会」は昭和52年(1977年)に日本学術振興会第137委員会を母体として設立されました。以来,本学会は”磁気”というキーワードの下に,理学,工学の両分野を両輪に,物理,電気,電子,化学,生物,医学,薬学,歯学など分野の異なる研究者が集い,オープンに討論し,情報 交換や共同研究を進め,また共同して学会運営にも携わるなど,一致団結して学 会を盛り上げてきたユニークな学会です。本学会で討論される内容は,「磁気記 録」,「ハード・ソフト磁性材料」,「磁気物理」,「薄膜・微粒子・多層膜・人工格子」,「スピンエレクトロニクス」,「計測・高周波デバイス」,「パワーマグネティクス」,「生体磁気・医療応用」と,基礎分野から応用に至るまで多岐にわたっており,学会創設以来35年以上にわたり,日本の磁気に関する産 業や学術研究の先導役を果たしてまいりました。また,国際的な磁気学関連の学会との提携などにおいて日本側の磁気関連学会の代表として位置づけられております。

 このような学問的・産業的な磁気分野の広がりと,日本の磁気関係を代表する学会としての位置づけに鑑み,これまで以上に広く磁気関連の研究分野を含んだ学会として発展することを目指し,「日本応用磁気学会」は,2007年10月1日より「日本磁気学会」へと名称を変更いたしました。今後,ますます広がりをみせる磁気に関する学術的・産業的分野において,総合的にかつ自由な雰囲気で討論・情報交換できる場として機能させていくよう努めてまいります。

 日本磁気学会はご自分の研究成果に一層強い「手応え」を期待している貴方に,この分野の研究・開発を始めて間もない若手の貴方に,この分野の事業に参入直後の,あるいは計画中の企業の方に,自信を持ってお勧めできる学会です。

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